その他、恋愛感情を持てない清水さんのキャラクターの中に、恋愛が当たり前のものとして存在しない今を反映する要素があったり(「恋愛感情」自体に疑問を持つヒロインたち」https://t.co/DH6285lO8Q)。
今の人達が共感できる要素がある作品です。
なにより、
恋がわからない主人公と生徒会長の物語。
その後の展開は全く違いますが、どちらもアニメ化された百合作品。
恋がわからないことへの今の読者の共感といったことなどを29日のイベントでは掘り下げたり掘り下げなかったりする予定です。
『citrus』は試練として登場する姫子、まつり、サラ、みつ子、鈴蘭たちが主人公の柚子と芽衣が下す決断を見て二人を受け入れ尊重する立場へと回る優しさに満ちた物語でした。
この優しさは誰も傷つかずにみんなで目標に辿り着く『ラブライブ!』『レヴュースタァライト』にも見られたかと。
表題作『セイキマツブルー』の主人公・高坂と遠峰の間にある溝は、魚喃キリコ先生『blue』において桐島と遠藤の間に生れた溝と成り立ちにおいて類似性を持ったものなのですが、『blue』では可視化されなかったそれが『セイキマツブルー』では形をもった不気味なものとして高坂にも読者にも見えてくる。
明日の「今こそ百合語らナイト」用にヒーローズの方々が作ってくださった『ヒメノスピア』販促チラシの一部抜粋。
全貌は明日の会場で。
忙しい中でもあれこれ考えて参加して下さるのはとてもありがたいです。
本日、阿佐ヶ谷ロフトにて開催の「今こそ百合語らナイト」にて水溜あいまい子先生(@Imy_mocomof)『雨だけ私に味方する』の閲覧コーナーを設けます。
会場にいらっしゃる皆様にぜひご一読いただきたい読み切りです。
お読みになられた方は感想のツイートを。
イベント詳細
https://t.co/CKmhVFtFdo
かっぱさん(@kappa_lily)ゲスト回の「かっぱナイト」ではお酒好きなかっぱさんと"ほろ酔い百合"特集をやろうかと。
ビールを注文した二人が
「で、何なの?」
から話し始める『熱帯夜』など、私もオススメのほろ酔いシーンをご紹介する予定です。
時期はまだ未定なので確定次第ご案内いたします。
知人から「いい姉妹百合があるよ!」と教えてもらった芥見下々先生『呪術廻戦』最新話。
自由に生きる姉の真希とそんな姉を恨みつつ「どうして自分と一緒に落ちぶれてくれなかったのか」と複雑な想いをいだく妹の真依。
割りきることができない感情描写が素敵です。
薔薇をモチーフにした作品が内包する二面性について述べてきましたが、『さよならローズガーデン』にも対照的なモチーフが沢山出てきており。
たとえば作中で出てくる二つの場所。
郊外を思わせるローズバロウハウスとロンドンの繁華街。