祖国ミテラを襲う災厄を突き止めるべく、ビビアン王女が単身での旅立ちを決めた朝、一人だけ彼女の真意に気づいたルバが城門で待っている別れのシーンで迸る二人の絆がとても素敵。
冨明仁先生『ストラヴァガンツァ-異彩の姫-』 
   特別としか言い様のない二人の関係がとても素敵です。
連載はこちらから
https://t.co/S7R5xtX13C 
   こうした当時の文化を作中できちんと再現しつつ、なおかつアリスが執筆活動をし
「愛は自由であるべき」
と本心を語るローズバロウハウス(郊外)と、婚約者エドワードに本心を隠しまたペンネームを使って自らを偽るロンドンの対比も散りばめている、とても素敵な構成。 
   卒業式の日帰り道
3年間いつも隣にいた友人に
キスされた
から始まる一点突破漫画賞受賞のhino先生『リンゴうさぎの捕まえ方』。
高校生活最後の日に親友から突如明かされた恋心、その日を境に変わっていく二人の関係、やがて訪れる結末。
学生らしい初々しい恋心が素敵な短編でした。 
   百合好きな方には『さよならローズガーデン』で語られる"薔薇"と"世界の果て"という言葉から『少女革命ウテナ』を思い出す人もいるかと思いますが、
「世界の果てに行っても構わない」
と述べる華子がどうなっていくかも個人的にはとても楽しみにしているポイントです。 
   須藤佑実先生『夢の端々』最終話。
女二人のほどけぬ運命を遡る本作品もついに最終話。
互いに焦がれ続けた青春時代を遠く振り返るセリフは一見切ないのですが、「空気に溶けて見えなくならぬよう」にとミツが取った行動が切実で胸に刺さります。
単行本は上下巻で秋に発売。
待ち遠しいです。 
   ありのままの自分を受け入れ肯定してくれる凛と過ごすうち、心におった傷を忘れていく真由美の姿が丁寧に描かれています。
異なる個性がふれ合う時の困惑もありながら、それでも"一人でいるより優しい"という同居ならではの幸せな瞬間の描写がとても素敵な作品。 
   古宮海先生『可哀想にね、元気くん。』
単行本にはまだなっていないのですが、社交的な愛想笑いの奥に嗜虐的な顔を持つ謎めいたヒロイン・鷺沢守の過去が語られるくだりがとても素敵でした。 
   "性と生のあわいに"をテーマに官能小説特集を組んでいる『小説現代』7月号。
収録読切の夏樹玲奈先生『シスター』で描かれる姉妹の関係が素敵でした。
「男なんていらないでしょ。私がずっと一緒にいるよ」
と妹に執着する姉と、そんな姉に対して
「お姉ちゃんが私のために泣いてくれても、 
   灰田よしひろ先生『春の翌日』
「高校二年生初日
初めてキスをした相手が
同じクラスに転向してきた」
という、幼馴染みの再会を描く素敵な百合でした。
春の翌日 1話 - ジャンプルーキー! https://t.co/YWnLw970lG 
   9月24日(月)21時~
「食欲の秋  ご飯を一緒に食べる百合シーン特集」は甘々、ほのぼのから殺伐までご飯を食べるシーンだけを沢山見ようかと思っています。
いらっしゃる方でオススメのご飯シーンがあればぜひオススメください。
※画像は森薫先生『乙嫁語り』のほのぼの人妻百合ご飯