釣りの話で盛り上がるミサゴと羽白と黒子を見て、その輪に入れず寂しさを覚えたカワセミさんに
「お前と行きたいんだよ」
と当たり前のように告げるミサゴがとても素敵な回でした。
そんなミサゴの言葉に浮かんでいた涙をぬぐって
「バイバイ」
と歩き出すカワセミさんの姿も素敵。
物語はひまりと視点と依の視点が交互に入れ替わって進んでいきます。
互いに"ひとめぼれ"をした二人ですが、入れ替わる視点を通してひまりが依に対して抱く気持ちと、依がひまりに対して抱く気持ちの違いがわかっていくという素敵な構図。
今後どうなっていくのか続きが気になります。
壮絶な過去を背負った主人公・三條一里の成長を描く青春少女大河、迫稔雄『バトゥーキ』最新話。
一里が幼馴染・栄子にこれまで隠してきた秘密を打ち明けるシーンがとても素敵でした。
関係が壊れてしまうことを恐れて
「優しくしないで栄子」
と思いながらすがってしまう一里の姿が泣ける。
撮られる喜びと撮る喜びを知ったからこそわかる現実、わかってしまったがゆえもう元には戻れない苦しみ、それを越えて人と向き合おうとする叫びといった諸々が混ざり合う素敵な青春作品です。
ありのままの自分を受け入れ肯定してくれる凛と過ごすうち、心におった傷を忘れていく真由美の姿が丁寧に描かれています。
異なる個性がふれ合う時の困惑もありながら、それでも"一人でいるより優しい"という同居ならではの幸せな瞬間の描写がとても素敵な作品。
3月19日の百合文壇バーはカメラ百合特集。
ということで町村チェス先生『フォーカス&コントラスト』収録の『ゾーンフォーカス』。
【あらすじ】
写真学校に通う19歳のハルは、元スタイリストである年上の友人・きょうちゃんのミステリアスな魅力にとりつかれ、写真を撮り続けていた。
好きなことについて話し出すと止まらない腐女子OL。
こんなに饒舌な彼女が、大好きな神絵師JKを前にして言葉を失う瞬間に百合が爆発しているので発売が楽しみです。