高校に入ってから転校してきた黒沢さん。
授業中はいつも寝ているにも関わらず、それまで白峰さんが必死の思いで保持してきた学年1位の座を奪ったばかりか勉学以外もなんでもこなしてしまう天才タイプ。
けれど完璧過ぎるがゆえに人に敬遠されてしまう天才ゆえの悩みを抱えた(?)女の子。
松崎夏未先生『わたしのファム・ファタール』のストリップシーンとても素敵でした。
相手に気持ちの届かなかった屈託が、ステージで躍動するその相手の存在感を前に跡形もなく霧散していく感じが美しい。
小野塚カホリ先生『愛い奴』のショーパブシーンを思い出す負の感情の消失描写。
自分以外の誰かが撮った好きな人の写真を見て嫉妬したりと、撮る者と撮られるものの感情のあわいがとても繊細に描かれていて素敵です。
最新13話は初めての泊まりがけで行くキャンプ前の前日譚でしたが、いつか二人で旅する未来を語り合う様子が青春百合で個人的にはとても好きです。
たつひこ先生『ほとめくかかし』。
福岡県能古島を舞台に傘職人を夢見る女子高生の朋と、しゃべるかかしのエルザが絆を育んでいく物語。
思いやりに溢れた二人の関係を見ていると優しい気持ちに包まれます。
人を見送るばかりだったエルザに初めての
「おかえり」
を言うため奮闘する朋のくだりが素敵
モノローグやセリフを使わず、一つのコマで切り取った二人の女性のイラストだけで関係性を見せる、という中村明日美子さん作品。
このコマの中では二人は言葉で切り取られることなく一つとして存在しているように個人的には感じます。
二人でいるから"百合"というのが思うところなのですが。
明日の「今こそ百合語らナイト」用にヒーローズの方々が作ってくださった『ヒメノスピア』販促チラシの一部抜粋。
全貌は明日の会場で。
忙しい中でもあれこれ考えて参加して下さるのはとてもありがたいです。