20-(5*3)=5 5-(1.5*3)=0.5 つまり20ドルで足りるのだ！ 頭脳派のマスカラスは多分このように非常に高度な計算を瞬時に行っているのである！

これちゃんとボディの厚みとタイヤの径のバランス取って描いてるよな。このコマだけ。多分子供が納得してくれるように。「いいんだよマンガなんだから」とは言いたくないんだと思う。一峰大二いい人だよな。こんなに「いい人だなあ」というのが作品と関係なく伝わってくる漫画家いないんじゃないか。

この格調高い、敬意と愛情のこもった絵はどうだろう。原典には「筑紫になにがしの押領使などいふやうなる者のありけるが」という、田舎者への若干の揶揄しかない。庶民の生活を徹底的に取材するバロン吉元は、質実剛健、職務に熱心な押領使を素敵にカッコよく描いているのである。

「そんなにＰＣエンジンを燃やされたことが憎いか」

「はやく大根を食べねば」

（盗賊はＰＣエンジンユーザーであり、常々メガドライブの高性能にうらみを抱いていたのだ）

任天堂本社めぐりだな。

自分なりに心を込めて書いてバズった「鳥山明先生のいい話」が、3分で画像を転載しただけの「勝ちまくりヤリまくり」に負けました。これぞ余裕、おもしろおかしく。亀仙流の教えの通りじゃ！

（地味にその立派な首飾りが気になる）

とてもそうは思えん。

鳥山明は大上段に物を語るということを一切しなかったのである。当時は「まあ根がギャグの人だからなあ」と思い、その思いは今も変わらないが、今になって矜持にも似たその軽みが有り難いと思うのだった。当時の劇画の、呪いにも似た根性の世界を振り返るとこの意味がわかると思う。