この2024年の年の瀬にもう一度アピールしておきたい。「仮面ライダーの留守を守る男、仮面ライダー第二号が、なんかチンチンもろ出しで変身しているように見えたことについて」
これさあ、今ならできれば2ページ、いや余裕見て3ページ欲しいよな。多分くれないんだよなこの時代。だから無駄なくきっちり1ページにおさめてある。この頃のマンガ偉いよな。こんな詰将棋みたいなギッチリしたコマ割り絶対やりたくない。最後にちゃんと本部ビルまで描いてある。
中世の作品の抹香臭さが嫌になるのと同じように、我ら同時代の作品における「SF臭さ」「アカ臭さ」「根性臭さ」「絆臭さ」「ゲーム臭さ」みたいなものを覚悟しておくべきであろう。どんな揺るぎない真理に見えるものも、全て移ろいゆく流行でしかなく、何一つ人の心には残らないのである。
この平田弘史の曲というのが、以前は氏のホームページで聴けたと思うのだが、今は作曲のページに行っても「箏曲」というのが聴けるだけのように思う。ああ聴きたい。
藤田和日郎の絵が上手いと思ったことは一度もない。だが藤田和日郎のマンガはなんて上手いのだろうといつも思う。これがマンガの素晴らしさであろう。絵が上手いというのは単にマンガの一要素に過ぎない。そしてマンガは面白ければそれが一番なのだ。