この「←ガンダムハンマー」という、「ガンダムハンマーだから仕方ないですよね」「ガンダムハンマーなんだからそりゃもう首なんか吹っ飛びますよ」みたいな謎の説得力。
マグマ大使と言えばゴアである。大変魅力的な堂々たる悪役で、さらに言えば元祖子供大好き悪いおじさんで、実写版は造形こそ実に素晴らしいのだがこの描写が弱かった。「風と木の詩」のボナールの原型は、このゴアだと勝手に思っている。
だいたい前回はアクリルガッシュをちゃんとやろうと思ってそれがペインター2019に化けて、結局埋もれている。あの時コピックを買えばよかったのだ。どれだけ安物買いの銭失いを繰り返したろう。ああコピックがよかった。コピックさえあれば…
SNSで有効なのは、「ほどよく目に刺さる」ことであって、個性的すぎたり情報量が多すぎると即スルーな気がする。これなどは2019年にペインター2019を買ってしまった記録だが、あまりに濃くて目にうるさく誰も読まない上にペインター2019は6年後の今日もデータの底に埋もれている。
例えば「鯨魂」において銀行の頭取が自身の上流っぷりを演出するため「リプトンの紅茶をトワイニングに変える」というのが出てくる。揚げ足を取るのは容易である。しかし70年代日本の紅茶のありようの貴重な記録と見ることもできる。リプトンがラジオの時報スポンサーであったことも無縁ではなかろう。