1960年の「きのこ姫」は、唯一少女漫画雑誌に発表された白土作品。かわいい女の子におじさんたちが次々襲いかかっていきます。大人はみな先入観と目の前の利益の世界にのみ生きていて、子どもの機転と自然の知恵の前には歯が立ちません。
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小学館ゴールデンコミックス「忍者武芸帳」第1巻オビには王貞治、大島渚、波多野誼余夫、第2巻には柴田勲、高山英男、阿部進らが推薦文を寄せています。
最終の11巻と12巻には10巻まで付属の栞紐廃止に代わり、同じ紐素材を使用した紙の栞が封入されました(重版本は未確認)。
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1962年に学年誌に発表された「2年ね太郎」は、日本やインドの民話を取り入れながら、子どもの視点で学びを多く含ませる形のストーリー展開が魅力の作品。現代子どもセンター主宰の高山英男さんの推薦とともに貸本単行本としても発行されました。幻の作品でしたが2010年に復刻されています。
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「ざしきわらし」(1963年)が名作として今でも色褪せないのは、技の仕組みを細かく創作しておきながら、最終的にそれを省き、テーマである少年と老人の交流に絞ったからだと思う。
屋根裏に老人が住む作用の展開部分で設定に使用しているのはグリムの「小人の靴屋」(Die Wichtelmänner)。
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「少年剣士宮本武蔵」(1962年)の武蔵にはカムイ伝、外伝のカムイの原形が垣間みえていて、もちろん赤目プロの設立前だけれども、後年小島剛夕さんが一部リライトした「忍者武芸帳」の重太郎部分の造形や、諏訪栄名義の「片目柳生」や「ムサシ」にもこのキャラ造形が使われていたりします。
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