私の小説を読めばなんとなくわかると思いますが、私は波風を立てず皆が平穏無事に過ごすことを何よりも重んじる人間であると同時に、それだけでは必ずどこかで閉塞する、「ふざけんな」とわがままで全部ぶっ壊す人も必要だ、という矛盾する考えも同居して秘技マサル会議を開いてる人間なのです。
小説書きのお仕事。
神奈川県で4店舗を展開されているブックポート様で近日中に店頭に置かれるかと思いますので、お近くにお住まいの方はぜひ探してみて下さい!
大晦日の恒例行事、15年目の今年の自分漢字です。
今年の自分漢字は「実」!!
『実は、拙者は。』がヒットしたり、それで小説稼業に着実な進歩を感じたり、仕事で実践を命じられたり、ダイエットを実施したり、充実した感のあった一年でした。来年もいい年でありますように。 https://t.co/VW9qMA2vW6
で、なんで今日年休取ったかと言うと、啓文堂書店様の時代文庫大賞を頂いたので、府中本店、仙川店、荻窪店、吉祥寺店、渋谷店様を回ってお礼のご挨拶をさせて頂いておりました!
こんな感じの色紙を各店に置かせて頂いておりますので、お近くにお住まいの方はぜひお立ち寄り下さい!
出張帰りにふと思いつき、オープンしたての八重洲ブックセンターグランスタ八重洲店様に寄ってみました。
色々な作家さんのサインが並ぶコーナーに私の色紙も並んでおります。
そして入り口すぐの新刊・話題書の最上段に5面陳!文庫・新書ランキング4位でした。いつも激推しありがとうございます!
私の座右のマンガである村田雄介「ヘタッピマンガ研究所R」に、冨樫義博先生のストーリー作りの手法としてこんな話が載ってて、5月発売予定の「実は、拙者は。」はまさにこの作業を何度も繰り返してプロットを書いたんですが、「ダンジョン飯」も同じ作業やったんだろうなぁと思いました。なんとなく。
日本橋のタロー書房で、様々な作家さんの色紙を見て勉強する。
なるほどねー。こうすればいいのか。次からもうちょっと工夫します。
隆慶一郎「一夢庵風流記」は「花の慶次」で漫画化するにあたり、少年誌向けにかなり純情にキャラ変してた。小説版は既婚子持ちで奥さんとの仲が冷え切ってるのも驚いたし、秀吉との対面後、謝りに来たおまつ様を漫画版は夜桜見て許したけど、小説だといきなり手籠めにしてて「ええええ!?」ってなった。
猛禽類の名前ってすげえ好きなんだよな。バードウォッチングにハマってた時に憧れたけど、上級者向けの鳥で地方遠征しないとなかなか見れないので、チョウゲンボウを一度発見できたくらいで終わった。
あー、また昔みたいに一日中田んぼでスコープ構えて鳥見したいなー。時間が潤沢にある人の趣味だ。
お気楽で何も考えてないけど天下獲っちゃった人を描いた某小説に足りないのは、こういう描写なんだよ。
なんで人々がこぞって彼に味方したのか、作者がそれに自分の考えを立てて示してやらなきゃ、読者も納得できないだろ。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」はそれをちゃんとやってたよ。