続いて次のシーズンの悪役セルは、完全体の状態ではその強さの余裕からか、理知的で優雅な物腰を見せる方向性だ。 追い詰められるとその余裕も崩れはじめ、激情的になり最後は自爆で相手を道連れにしようとする醜体ぶりが特徴である。 フリーザと同じく、そのコンセプトは実に人間的だ。

少年漫画のカリスマ悪役と云えば、『ドラゴンボール』のフリーザ。 星をも破壊できる力を持つエイリアンだが、その雄弁な余裕ぶりから最後には命乞いまで晒す姿に“怪物”としての畏怖を思わせる感覚は無い。 設定だけなら怪物に近いが、人間臭さを付与した事によって超常性を帳消しにしたパターンだ。

『ちびまる子ちゃん』のまる子とお姉ちゃんはソックリな見た目だけど、実際の姉はさくらももこと違い、かなりの美人だったとか 創作とはまた別な、実体験に基づいた『ももこのほのぼの劇場』はかなり印象的 あの友蔵のモデルとなったおじいちゃんが、姉の風呂を覗くボケ老人というエピソードが衝撃だ

う～ん....

『ドラゴンボール超　スーパーヒーロー』に登場したマゼンタは、レッド総帥とバイオレット大佐の間に出来た子という設定が衝撃。 2コマしか登場してないが、（無印アニメ版では引き延ばしでそこそこ活躍する）DBで屈指の可愛さを誇るヒロインに手を出すとは、レッド総帥め許せぬ。

シン・ウルトラマン、どこまでが樋口監督の手腕で庵野秀明の功績なのか意見が割れているけど、居酒屋のあのシーンはかなり庵野色が強いと思っている。 あれは間違いなく、生粋の酒飲みにしか作れない場面だ。

冨樫先生の『HUNTER×HUNTER』が連載再開して完結するのが先か、熱力学第二法則的な意味で宇宙が終了するのが先か…

今週のアニメ『ダイの大冒険』はアバン先生の活躍回。 単純なパワーでは弟子達に追い抜かれながらも、精神論や独自のスキルでは優位であるのが、ドラゴンボールの亀仙人にも通じる持ち味だ。 う～む、やはり師匠キャラは魅力があって良い。

水野英子作『ハニー・ハニーの素敵な冒険』 世界各国を舞台にしたメルヘンで可愛らしい世界観は、その後少女漫画史の中で新たな潮流を生み出した。 活発でおてんばなヒロイン・ハニーの造型には、いがらしゆみこの『キャンディ・キャンディ』への影響も窺える。 #昭和の日だから昭和のヒロイン貼る

様々な表現手段がとられた吸血鬼ジャンルだが、私的に最も惹かれる要素はやはりこういった、日常から非現実的な世界へダイブするかの様な変化を描いた物語だ。 悠久の時を生きる怪異な存在が相手を自らの世界に引き込む。 そういった背徳的な描写に、フェティシズム、或いはロマンを感じるのだろう。

日本で最も知名度の高い吸血鬼作品となったのが、今や国民的とも言える『鬼滅の刃』だ。 作中での、人を直接喰らう「鬼」は日本古来の妖怪だが、始祖である鬼舞辻無惨が血を分け与え眷属を増やしていく様や、日光が弱点な設定など、そのコンセプトは西洋のヴァンパイアからも多く取り入れられている。

#後でいいヤツになるとはとても思えなかったキャラ 悪逆非道な登場で強いインパクトを残した『からくりサーカス』のパンタローネ。 敗北後からは一転、枯れた性格となり穏やかな表情を見せる描写が印象深い。 しかし子供の生首でお手玉をした、ドットーレは赦されなかった。