漫画の名シーンと云えば、やっぱり『キャンディ・キャンディ』のラストかな~
全巻セットで買って、続き読みは明日にとっておこうと思いながらも半日ブッ続けで一気に読んでしまった漫画。
アニメ版での最後のアレンジ改変は許せぬ。
日本で「ヴァンパイア」という名称の認知を広めたのは、手塚治虫の漫画『バンパイヤ』の影響が大きい
作中の主人公トッペイや他のバンパイヤ達は狼や動物に変身する能力があるが、血を吸う死人の設定は無い
伝承のヴリコラカスは人狼でもあると云われており、そういった手塚独自の解釈が面白い所だ。
漫画版での内海は作者ゆうきまさみの悪役造型への拘りが強く出たキャラクターだ。
アニメ版では悪人としての描写もさほど無く海外へと逃げ延びる内海だが、漫画版では他者の死をも厭わない冷酷な本質が描写される。
これはアニメには無かった悪役への"報い"のラストへと繋がる大事なシークエンスだ。
最近、少年サンデー誌の『よふかしのうた』に"男の娘吸血鬼"という画期的なキャラが登場したのだが、裸体シーンでの下半身部分の描き方が少々残念だった。
コトヤマ先生は女体デッサンは抜群に上手いが、このハツカというキャラの場合ヒップラインと肉付きが女性のソレ=安産型デッサンになっている。
ジョージ秋山の代表作『ザ・ムーン』の完全版を揃えて購入。
ちょっと前までは文庫本も入手困難で途中しか読めてなかったが、全3巻合わせて1万5千円近くで手に入ったのだ(涙)
鬼頭莫宏の『ぼくらの』は本作にインスパイアされており、それ以前にもあった鬱系ロボット物ジャンルの先駆けでもある。
『封神演義』の作者、藤崎竜の短編集の1と2である『ワールズ』と『ドラマティックアイロニー』
初期は暗い作風で、BADENDなオチが後を引く。
後期になるとクリアな色使いの世界観が特徴的。
こういった其々の要素が、思春期の頃の自分に堪らない没入感を与えてくれた。
#みんなで選ぶ短編漫画傑作集
2022年は、ドラゴンボールとワンピースの新作映画が近い時期に公開されたのが珍しい年。
2作のクロスオーバー作品と言えば、2007年にジャンプで掲載された『クロス エポック』
鳥山明×尾田栄一郎の分担作画が貴重であり、アニメでも共演済みな悟空とルフィだが、この初絡みが一番自然で印象的だ。