高校時代の同窓会で年末にもらった文庫本。新年に読み、さらに再読しました。とても深い本です。なかでも須賀敦子さん、石牟礼道子さんの文章を紹介した「この世にいること」「花の供養に」が強く印象に残っています。おそらく年内にまた読むでしょう。きっと。
沖縄の泡盛の歴史を瑞泉酒造の「御酒」(うさき)を軸に描いたルポルタージュ小説。戦前(1935年)の黒麹菌が東大に保存されており、それを使って製造されたのが「御酒」だ。筆者はバーテンダーで「群像」新人文学賞優秀作を獲得している。数々の泡盛が登場。文庫書き下ろし。面白かった。
三浦しおんさんから献本がありました。ご本人と対談したのはまだ直木賞作家でないときでした。「ザ・ワイド」(日本テレビ系)時代を「週刊新潮」のコラムで評価してくれたのがきっかけで、大塚の寿司屋でお会いしました。『人生激場』(2003年)収録。最近はレインボーパレード🌈で再会したのでした。
「ザ・ワイド」(日本テレビ系)の一場面。何の漫画か不明ですが、草野仁さんとのやりとりがヒョッコリ出てきました。いま見ている韓国ドラマは「ミスティ」。テレビの生放送シーンが登場すると、あの独特の緊張感を思い出します。
▼佐高信さんは『酔醒漫録』を1巻から3巻まで持っているというので驚きました。対談後に第5巻をお送りしたら、4月6日夕刻に読み終えたとメールがありました。長谷川健一さんの記述で粛然としたといい、佐藤優さんを評価したことに怒っています。僕はいまでは創価学会大絶賛の佐藤さんには批判的です。 https://t.co/Dgb9QQ9n9A
「週刊文春」。上間陽子さんのしなやかで内実は剛気なエッセイは、本土の新聞や週刊誌の書評に出ることで、沖縄の歴史的な祈り(怒り)が静かに広がっていきます。問われているのは本土に暮らす〈わたしたち〉です。
それぞれ味のある筆跡です。沖縄の知人(自民党党友)から総裁選の投票用紙を見せてもらいました。 https://t.co/fheOIDDIOH
機内で来月83歳になる津野海太郎さんを特集した『本の雑誌』を読んでいました。年譜を見ていたら、70歳になったとき(2008年)「この頃、老いが本格的に到来したことに気づく」とあります。全共闘世代のある知人は80歳まで仕事をしたいと計画しています。先輩諸氏の実感を聞こうと思いました。