▼森まゆみさんと久しぶりに雑談。政治の貧困あれこれ、現代文学の衰退、70年代の学生運動の実相などなど。それらすべて具体的な人物の等身大の話です。2冊の新刊にサインしてもらいました。
清風堂書店最終日に2冊買いました。
佐治晴夫『この星で生きる理由 過去は新しく、未来はなつかしく』(KTC 中央出版)。
友寄英隆『「人新世」と唯物史観』(本の泉社)。 https://t.co/sMIxpqEUqR
それぞれ味のある筆跡です。沖縄の知人(自民党党友)から総裁選の投票用紙を見せてもらいました。 https://t.co/fheOIDDIOH
どこかで眼にしたお名前だと記憶にあっても、読んだことがなく、意思もなかった。視野の遠くにある筆者の著作をふとしたことで手にして、その言葉が心深くに浸透してきた。若松英輔『悲しみの秘義』。高校時代の親しい友人からもらった文庫本は豊穣な人生の意味を静かに語りかけてくる。年初の幸せ。
芥川賞の高山羽根子『首里の馬』を読みました。沖縄の私的な民俗資料館でボランティアをする女性「未名子」は不可思議で奇妙な仕事に就くことで世界の孤独な人たちと繋がっている。永遠と現実。人間の柔かな心を繊細な表現で綴っていく物語。そう、いまの騒々しい日本に欠ける静かな祈りのように。
2002年9月17日からの日記を読んでいて、何もわかっていないなと思った。無知。「5人生存、8人死亡」とする北朝鮮の報告について感情的に反応し、外交の機微をまったく理解していない自分がいる。あれから19年。拉致問題を解決するには小泉訪朝の教訓を活かすしかない。 https://t.co/ZkemO5oZKW
冒頭からいきなり阿部定が出てくる。こんな雰囲気の女性だったんだなと思うリアルな描写だ。村山由佳『二人キリ』(集英社)を読みはじめた。
小沢信男さんは92歳の現役作家。その「いばらない文体」の生まれた秘密を、フリーランスで「食ってきた」文壇史とともに語って面白い。野間宏は子分を作ってきたそうですが、いまの各界にまで続いているようです。上田耕一郎さんに頼まれて一度だけ選挙の手伝いをしたというエピソードもありました。
「週刊文春」。上間陽子さんのしなやかで内実は剛気なエッセイは、本土の新聞や週刊誌の書評に出ることで、沖縄の歴史的な祈り(怒り)が静かに広がっていきます。問われているのは本土に暮らす〈わたしたち〉です。
映画「宝島」を見終わって書店に行った。真藤順丈さんの新刊『英雄の輪』を買う。「英雄はひとりじゃなかった」。そうだ。原作の『宝島』には瀬長亀次郎さんたちの闘いも描かれていた。映画にはそれがなかったことも違和感のひとつだった。沖縄の闘いを象徴する重要な人物だ。映画「宝島」は人気俳優を https://t.co/96jyoTKd8k