ソフトにスーツのダンディなギャングと、街なかにいきなりある名探偵の事務所は守っていきたい物語文化であります。 https://t.co/OyjcN4o9id https://t.co/vJdjY5CyQO
   ミステリにおけるキャラ立ち、キャラ読み問題を言うと、必ずシャーロック・ホームズの名が挙がるし、僕の偏愛する「思考機械」など極端なキャラ設定ではある。ただ、彼らは常に「事件」「物語」と強く結びついたうえでのキャラ描写なのです。そこから離れた「日常」の拡大が90年代の特異現象なのです。 
   RTの件が具体的にどんな話かは知らないが、もっとひどい醜態を聞いたことがあるだけに単にSNS時代になって表に出るようになっただけかなとも思う。ふっと思い出したのは唐沢なをきさんの『まんが家総進撃3』のこのページ。
   西條八十『あらしの白ばと』――もう、いったい何回言わせるの!  #アニメ化の原作が枯渇しているらしいので推し作品を 
   #ミステリーのタイトルに〜湯けむり殺人事件を付けて雰囲気を変えてみる 
ミステリと温泉の関係は古いような新しいところがあって、昔は探偵とか語り手が保養のため湯治に行って……というパターンが多く、つげ義春『四つの犯罪』や「に来た男」(『生きていた幽霊』所収)はその伝統を踏んでいるが、 
   毎度の引用、『ふしぎ旅行記』。小説も漫画もプロもアマも商業も同人も、作者はみんな脳内にこんな撮影所があるのだと思うと楽しい。「映画」はかつて世界そのものだった。なお、このハリウッドめいたスタジオ風景は、京都太秦での見学から妄想したものだという。"夢の工場"でも夢を見る人・手塚治虫。 
   唐沢なをき先生『まんが極道』単行本では7巻収録の「侵蝕」。人類史上「原作重視」という空中楼閣が実行されたためしはなく、僕もたいがいな例を見てきたので(先日は古代の隼人族の叛乱を強引に戦国時代に移した映画を見た)、今の日本の厳しい状況についていけてない。なのでちと点が甘いもしれない 
   ポケモンのキャラデザやMANZEMI講師、そして最近では元気な少女たちが書き割りの中を駆け巡る2.5D漫画でおなじみの斉藤むねお先生@muneondo のデビュー作「克巳パラドックス」が掲載された少年サンデー入手。何とこれ、女の子になることを選び、今も少年の心を持つヒロインを描いたTSFの先駆なのです! 
   漫画で「女の子を可愛く描く技術」ができたのは、いつごろからなのか。少年漫画の絵(お話ももちろん)としては一番好きな河島光広『ビリーパック』ではかなりいい線を行っているが、まだ少し定型的で美少女夜明け前という感じがする。しかし数年後の少女漫画『もも子探偵長』ではすでに完成している。 
   昭和20-30年代の少年少女探偵小説は夢中になって集めて読んだが、漫画はそうでもない。やはり「物語力」が圧倒的に劣っているからで、ただ例外は河島光広「ビリーパック」。ただビリーはむしろ青年探偵で、少年ことに少女のかわいさ、かっこよさとなると桑田次郎氏になるのではないだろうか。