市丸いろは/左藤真通『将棋指す獣』
女子初のプロ棋士をめざす22歳、「弾塚光」をヒロインとする将棋漫画。謎の多い主人公、強烈なインパクトのあるキャラデザ、将棋に関する細かいエピソードなどが読みどころ。
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吉谷光平『恋するふくらはぎ』
社会人もののラブコメ。タイトルは脚フェチだからではなく、大人になっても背伸びしてしまう男女を諷刺している。コメディ寄りだが、葛藤や成長も描かれていて読みごたえあり。
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中山敦支『ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん』
クレーンゲームの天才「雲呑ちゃん」が、命懸けの勝負をいどむ1巻完結の作品。自作のリメイクであり、ほぼアシスタントをつかわず、原点回帰を狙ったらしい。たしかにスピード感など、近作より中山敦支らしさの濃度が圧倒的。
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東西/新堂冬樹『ASKアスク』
罠に嵌められデリヘル嬢に身を落とした、トップアイドルの苦闘をえがくエロティック・サスペンス。生々しい女体の描写が図抜けている。
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榎屋克優『高梨さんはライブに夢中』
サラリーマンの主人公がライブ会場で偶然、同僚のOL「高梨さん」と出くわす。ふだんは地味でクールな高梨さんが、ライブが始まった途端に暴れ出す、ギャップ萌えを楽しむ作品。ライブ会場界隈のあるあるネタも、丁寧に描写されている。
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相川有『人外さんの嫁 宵町の巫女』
アニメ放映中の4コマ漫画のスピンアウト。本篇では原作に回る相川有が、作画も担当してるのがポイント。繊細な絵柄で、不思議な世界観を提示する。特に龍神に見初められたヒロインの、凛としつつも憂いをふくむ佇まいが魅力的。
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佐々木ミノル『中卒労働者から始める高校生活』11巻
作者によると後篇のはじまりとなる新刊。まことはついに刑務所帰りの父と再会。逃げ続けていたトラウマと向き合わざるを得なくなる。壊れる前の家族の風景もグッとくる。
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つくしろ夕莉『広島妹 おどりゃー! もみじちゃん!!』
親の再婚で、ひとりっ子の主人公に妹ができた。しかし広島からきた「もみじちゃん」は、可憐な外見と裏腹に、しゃべるとヤクザみたいな口調で……。ローカルネタと、広島弁女子を愛でたいという需要に応える4コマだ。
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灯『Still Sick』
29歳と25歳のOLの社会人百合。主人公は会社の同僚に内緒で、百合専門の同人作家として活動している。ところが即売会で、総務部の前川さんと出くわし……。ニコニコ愛想がいいのに闇を抱えた、前川さんがとにかく魅力的。
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関口太郎『ゆるさば。』2巻
娘3人と父親が、人類の消失した東京でサバイバルする物語。建造物がダムの様に水をたくわえ、新たな生態系が形成されるなか、のんびりゆるゆる生活する。開放的な世界観と、女の子のかわいさが、癒やしを提供。
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東河みそ『突然の百合』
ツイッターに投稿した作品をあつめた、百合の掌篇集。登場する女の年齢や職業はさまざま。作風もコメディ寄りだったり、せつなかったり。ファッション描写も入念で、全体的に密度が高い。
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ハナツカシオリ『ストーカーズ』
ストーキングを題材とする連作。ただし「実行犯」は女子小学生を含むほどで、さほど深刻な話ではない。可憐な絵柄とドライな作風という、ハナツカの一筋縄でいかない個性をたのしめる作品に仕上がっている。
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