あづち涼『深沢さん、ありがとう』
ショートカットで小柄なフリーター「深沢さん」が、無自覚で無防備な可愛さで男を虜にする、ゆるふわコメディ。そのピュアさで毒気を抜いてしまう、毎回のオチがおもしろい。
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ときわ藍『夜からはじまる私たち』
定時制高校に通う女の子がダンスに打ち込む表題作などを収めた、作者の初単行本となる短篇集。現役高校生らしいまっすぐな感情表現や、韓流っぽいファッションが見どころ。
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森猫まりり『源氏物語~愛と罪と~』3巻
若紫篇。源氏は身寄りのない少女を引き取って養育するが、彼女が美しく成長したある日、強引に関係を持ってしまう。信頼を裏切られた紫上は傷つくが……。ヒロインの心理描写が冴えている。
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都陽子『ニュースの現場から!』
26歳のフリーターの女性が大学の先輩に誘われ、地方テレビ局のカメラアシスタントになるお仕事もの。飾らない性格の主人公のがんばる姿が魅力的だ。
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望月桜『恋にならないシェアハウス』
31歳のOLが、同棲相手に浮気されたのをきっかけに、シェアハウスでの生活を始める物語。脛に傷持つ女2人男2人の、ゆるやかな繋がりが心地よい。
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はまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!』
昨年3月に1巻が出たJKバンドもの。狂気と暴力性が噴出する不条理ギャグに接近しつつ、緻密に伏線を張ったストーリーも展開。自己批判的にきららフォーマットを踏襲することで、このジャンルをネクストレベルに引き上げた傑作だ。
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宮尾行巳『アンダープリズン』
近未来の地下刑務所を舞台とした物語。そこでは人権を無視した蛮行が蔓延するが、主人公には家族を殺した男に復讐するという目的があった。しかし相手からは予想もしなかった話を聞かされ……。
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小夏ゆーた『僕とドールと放浪少女』
人間嫌いでドールしか愛せない青年と、道端で拾われたドールにしか見えない少女の共同生活を描く物語。「人形の様にうつくしい少女」を具現化する画風が魅力だ。
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雨水汐『欠けた月とドーナッツ』
美人でおしゃれだが、心に空虚さを抱える24歳のOLが、5歳年上の同僚との交流のなかで、自分らしさを手探りで捕まえようとする社会人百合。やさしく丁寧な心理描写が読者の心を解きほぐす。
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笹生那実『薔薇はシュラバで生まれる』
「黄金時代」とも言われる、70年代の少女漫画の創作現場を、美内すずえなどのアシスタントを務めた経験にもとづいて語る作品。熱かった時代を駆け抜ける青春群像は、作家論・作品論としても面白い。
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杉浦次郎『僕の妻には感情がない』
サラリーマンの青年と、家事ロボット「ミーナ」の生活を描くラブコメ。中古で安く購入したミーナは常に無表情で、ただの機械であるはずだが、たまにドキッとさせる言動をして葛藤が生じるのが読みどころ。
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