平松伸二『そしてボクは外道マンになる』
ベテラン作家による自伝漫画。独特の誇張表現を通してであるが、プレ黄金期のジャンプの内幕を覗ける。テーマ的には、田舎育ちの作者が「外道」に目覚めてゆく過程が興味ぶかい。
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『崖際のワルツ 椎名うみ作品集』
アフタヌーンで活動する新人の短篇集。少女たちの平凡な日常のなかで、狂気が牙を剥く瞬間をあざやかに捉えている。
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鍵空とみやき『ハッピーシュガーライフ』6巻
謎めいた物語のなかで、もっとも謎めいたキャラクターである「しお」を、ついに掘り下げる巻。一見無邪気な幼女だが、だれよりハードな経験をしており、それでも前向きに生きる姿がうつくしい。
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佃煮のりお『双葉さん家の姉弟』
双子の姉弟もの。とにかく作画が絶好調で、制服や黒髪や豊満な裸体やパンツが、紙面で華やかに舞う。得意の男の娘も大活躍。
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奥瀬サキ『流香魔魅の杞憂』
『低俗霊狩り』の主人公でもある流香魔魅が、死者の声に耳を傾けながら事件を解決する、オカルト系サスペンス。緻密なストーリー、洗練されたファッション、美しい背景……秋の夜長にふさわしい読書体験をもたらす。
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ひわきはる『レオくんは今日も優しい』
女教師と男子生徒の禁断の恋を描く。新人教師イジメにあったヒロインを、イケメン学級委員長が救うが、実は彼はドSで……とゆう序盤の流れがすばらしい。結構エロいが、絵柄がキレイで下品さを感じない。
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コナリミサト『凪のお暇』
28歳の美人OLが、恋人に裏切られたのをきっかけに、都落ちして無職になり、断捨離生活を始めるお話。いわゆるレディコミだが、ほのぼのしてる中に毒の混じった作風が味わい深く、人間関係や心理描写をたのしめる。
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小花オト『幽霊の正体見たり、枯れ頭。』
霊媒師である男子高校生の主人公が、夜の公園で対峙した幽霊は、天真爛漫な銀髪の美少女。でもその正体は孤独死したオッサン。作風が『ゆるゆり』にちょっと似ており、ギャグも女の子の描き分けも巧い。
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金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』4巻
DQ10をきっかけに始まったルームシェア生活に「大型アップデート」が入り、恋仲となった二人は同棲カップルへクラスチェンジ。そこに至る駆け引きを、定石を外しつつ描写して読みごたえあり。
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若木民喜『キング・オブ・アイドル』
アイドル養成学校を舞台とする、美少女てんこ盛りの作品。ただし主人公は女装男子。愛くるしく親しみやすい一方で、独特の艶のある絵柄は、アイドルものとの相性抜群だ。
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平松伸二『そしてボクは外道マンになる』2巻
担当編集者が、鳥山明を発掘したことで有名な鳥嶋和彦に交代。当時はまだヒットを飛ばしてない鳥嶋だが、のちにサブカルチャーの世界を一変させる才腕の片鱗(ボツ地獄など)を見せる。
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中山敦支『うらたろう』5巻
ちよの死から一年が経過した時点で、第二部が始まる。正直、ストーリーは迷走している。それでも作者の一枚絵としての表現力は、深みを増した。
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