小花オト『幽霊の正体見たり、枯れ頭。』
霊媒師である男子高校生の主人公が、夜の公園で対峙した幽霊は、天真爛漫な銀髪の美少女。でもその正体は孤独死したオッサン。作風が『ゆるゆり』にちょっと似ており、ギャグも女の子の描き分けも巧い。
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『崖際のワルツ 椎名うみ作品集』
アフタヌーンで活動する新人の短篇集。少女たちの平凡な日常のなかで、狂気が牙を剥く瞬間をあざやかに捉えている。
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冬目景『空電の姫君』2巻
謎めいた美女・夜祈子のトラウマが明らかになる一方で、ついにマオたちと一緒にステージに立つなど、ストーリーが動き始める。それはそれとして、何気ない日常会話の描写が冴えており、作者の好調ぶりを伺わせる。
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コナリミサト『凪のお暇』2巻
ドロップアウトした28歳の元OLが、読者の共感をあつめるコメディ。ただ1巻でヒロインを弄んだ元カレが、なぜクズなふるまいをしたのか説明され、複雑な味わいに。ボロアパートの隣人たちも活躍。これは傑作だ!
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餡蜜『高嶺の蘭さん』
「花」がテーマの少女漫画。才色兼備なのに、無表情で高嶺の花と思われがちな主人公が、同級生の男子が花屋の息子と知り、親しくなってゆく。気合いの入った花の描写が、文字どおり華やかだ。
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町田とし子『おくることば』
幼なじみよって殺された男子高校生が、幽霊となって真相を探り、新たな惨劇を防ごうとするサスペンス。達者な画力で表現される、どことなくノイタミナっぽいノリが魅力的。
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江島絵理『柚子森さん』4巻
裏表ありすぎる小学4年生「りりは」が敵役として動き出し、年の差百合カップルを引き離しにかかる。手に汗握る心理戦、ロリ目線の世界観、ドラマチックな展開……物語は拡張し深化している。
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鬼八頭かかし『たとえ灰になっても』4巻
「思考型鬼ごっこ」篇も佳境にはいった。ややテンポが遅くなった感はあるが、カニバリズムなどの露悪的なテーマを、ときに可愛くユーモラスにえがく、独特の世界観は健在。
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渡邉嘘海『エデンの処女』
生物兵器で男が死滅した世界をえがく百合漫画。新人らしく好きなものを目一杯つめこんだ感じの作品で、美少女や草花の描写がむせかえるほど濃密だ。
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くろは『有害指定同級生』
性欲を持て余している都城さんが、マジメな八橋さんをエロトークで翻弄する、JK猥談ギャグ漫画。ただ下品なだけではなく、ところどころ知的な発言で締める作風は相変わらず。
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多治見尚哉『お姉さんは無精者』
美人だけどズボラな女子大生のいとこと、男子中学生の関係をえがく家庭教師コメディ。お姉さんは主人公を小学校低学年と勘違いしており、必要以上に無防備。会話が笑えるし、女子の描き分けもうまい。
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ふなつかずき『土下座で頼んでみた』
ツイッターで人気を博した連作イラスト集。土下座して女の子におっぱいやパンツを見せてもらうとゆうシンプルな内容だが、駆け引きがあってスリリング。巨乳貧乳色白褐色……おっぱいはどれもすてきだし、後半の異世界転生もたのしい。
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