個人的に一番印象に残ったのはがんの苦痛により信仰心すら失いかける僧侶が、モルヒネの使用で平穏な心を取り戻す話である。やまさき拓味先生の表現力溢れる描写が素晴らしい。宗教漫画としても白眉。30年前はがんの緩和ケアでオピオイド鎮痛薬を使うことが憚られていたのであろう。
長谷邦夫『マンガ西国三十三札所観音巡礼』(三心堂、1991)西国三十三所札所会が監修しており、各寺院の縁起の紹介がメイン。マンガとしては大して面白くはなく、バカボンのパパやニャロメ等は出てくるもののギャグもなし。それにしてもなぜ長谷邦夫先生なんだ、まさか「長谷」だから抜擢しただけ?
皆さんに覚えて頂きたいのは、矢口高雄先生の『ボクの手塚治虫』は1989年に手塚先生が逝去された後に矢口先生が情熱の限りを尽くし描いた最高のトリビュートということです。何しろ矢口先生が手塚キャラをお描きになりまくるという、シコさとシコさが相乗して511623倍(←9で割れる数)くらいのシコさ
だいたい正中を避けるべしというのはぎんぎつねにも書かれていることなのだ その辺の輩の言うことより俺は銀太郎とか冴木先生の言うことのほうがよほど信頼できるわ あたりめーだろ 人間ごときが調子に乗るな