土門巽(=狩撫麻礼)&花菱スパーク『ロストワールド』(ビッグコミックオリジナル、1999年3月20日〜4月20日号)※未単行本化
リストラされた男が、芸能事務所のマネージャーという別世界〈ロストワールド〉で再出発する話。
1970年代後半は受験戦争が激化した時期であり、同じ1977年に発表された受験・塾を扱った作品には
城山三郎『素直な戦士たち』
筒井康隆『廃塾令』
弓月光『エリート狂走曲』…など
1977年連載開始の、藤子・F・不二雄『エスパー魔美』にもこんなシーンがある https://t.co/1StKx5TJRl
三山のぼる『刑事バイタル』第9話(ビッグコミックオリジナル、1985年10月5日号)※未単行本化
これも久しぶりに入手できた。第9話って、結構話数あるんだな
三山のぼる『キャスター』(コミックBE! 1987年4号)※単行本未収録
不倫相手に別の不倫相手を殺させ、その罪を夫に被せて自らは悲劇のヒロインを演じる極悪ニュースキャスターの話
「ヤクザのくせに気どってらあ」
「忘れるなよ。おれは気どっているんだ」
(矢作俊彦&平野仁『ハード・オン』)
なんというか「ハードボイルドとはこういうこと」という感じの台詞。しびれる
手塚治虫『ユニコ』(2015、リトルモア)
函入りハードカバーで全2巻な一品。表紙とか本文ページの紙質も良いし、大変贅沢な気分を味わえる
ていうか本当に手塚治虫さんの描線は変態的。それプラス全篇フルカラーなんて、とんでもない話だ
石井隆&たなか亜希夫『人が人を愛する事のどうしようもなさ——』(1995、アクションコミックス)
大人のラブロマンス短篇集。たなか亜希夫作画のアウトローはかっこいいな
三山のぼる『よろしくモナミ』(1985、双葉社 アクションコミックス)
高校が舞台の漫画。メフィストとかのシリアスな雰囲気が一番馴染みがあるんですが、この頃のデフォルメ絵のキュートな感じも大好きです
ぱふの読者投票で決まる、年間ベストテンっていう企画があって、これが原作賞部門の結果
雁屋哲・紫式部が同率ってのがなんか面白い。『あさきゆめみし』の原作が紫式部って、まあその通りではあるんだけど
(「ぱふ」1987年4月号、雑草社)
たなか亜希夫『深夜バスでいこう』(ビッグコミックスピリッツ増刊号熱闘編 1992年5月10日)※単行本未収録
不倫旅行で乗った深夜の高速バス。そこに予期せぬ闖入者が現れる
三山のぼる『狂騒曲』(ビッグコミック 1995年5月10日号)※単行本未収録
クラシックマニアでオーディオ狂いの夫。それが原因で夫婦の仲が崩壊していく様を描いた読み切り作品。