「戦争は女の顔をしていない」3巻
独ソ200万人以上の戦死者を出した、スターリングラード攻防戦。最前線で戦うソ連軍女性兵士たち。
「この戦争が終わったら、皆がお互いをいたわりあう素晴らしい世界になるに違いない」
80年後、共にナチスドイツと戦ったロシア人とウクライナ人が殺し合う。切ない。
第二次世界大戦、ソ連の子供達を次々と轢き殺すナチスドイツ戦車部隊。
80年後、ロシア戦車部隊がウクライナに押し寄せ子供達を次々と殺し続ける。
一体どうしたら、この繰り返される歴史の輪廻を断ち切れるのだろう。
昔は副食が今ほど充実しておらず、少ないおかずでいかにご飯をたくさん食べてお腹を満たすかが勝負みたいなところがあったので、「ばっかり食べ」が成立しなかったとの事情もある気がします。今はおかずでお腹いっぱいになるので、「ごはんをおかわりする」という概念も無くなりつつあるのかもですね。
塀内夏子先生「オフサイド」10巻。
連載当時はバブル経済絶頂期の1988年。
日本中が贅沢を謳歌していたイメージがあるが、実は大都市限定の蜃気楼だった。
地方の中高生達はコロッケにソースをたっぷりかけたりしながら白米をドカ食いする主人公たちに共感した。
いつの時代も白米って正義なんだなあ。
谷川史子先生「おひとりさま物語」
43歳独身で母親に孫を見せられないことに罪悪感を感じる女性。
「子供は親孝行の道具じゃない」
正論はいくらでも述べられる。
が、母親は苦労して自分に色々してくれたけど、自分は子供のために何もしなくて楽ちんラッキー♪
そう思えるほど人は強くない。
切ない。
渡辺多恵子先生の作品で一番衝撃を受けたのは「はじめちゃんが一番!」
第一話のこのシーンで度肝を抜かれた。
五つ子の弟達さえいなければこんな貧乏生活せずにすんだのに!
社会科の授業でぬれ半紙まびきの話に共感し血を燃やす主人公。
私の少女漫画観を丸ごとひっくり返した。
また読みたいな。
ゴールデンカムイ最終回。
杉元が思い出すのは若き日に食べた帝国ホテルのエビフライ。
そしてアシリパさんと食べたリスのチチタブ、ウサギの目玉、エゾシカの脳みそ、カワウソの頭etc…。
人の幸せを作るのは幸せな食べ物の記憶かもしれない。
帝国ホテルのエビフライ、奮発して食べに行こうかなあ。
隣に座った男性達が知床遊覧船事故について話していた。
「航空自衛隊が捜索してるんですよ。広範囲を見るならジェット機が早いですから」
「海上保安庁はジェット機持ってないんだ」
「パイロット一人育てるのに6億はかかりますからね」
なんて言うから、あっこれエリア88で見たやつだ!ってなった。
私はナポリタンが好きだ。
自分でもよく作るが、どうもイメージ通りの味にならない。
原因は分かっている。
ケチャップをケチるからだ。
児島アニキ渾身の教え「ケチャップはケチるな!!」
でも私の貧乏性がそれを許さない。
うっかりお金持ちになったら、ケチャップたっぷりのナポリタンを作りたい。