純情クレイジーフルーツで、凄いと思ったのがこの「遠足」回。
みよ子はフルーツサラダを作ろうとレシピ勉強するんだけど、当日寝坊しちゃう。
お姉さんが準備までしてくれてたのに「なんでちゃんと作っといてくれないのよ!」と逆ギレしちゃう。
この「リアル感」は、当時の少女漫画では斬新でした。
柴なつみ「わたしのお嫁くん」
速水先輩の部屋を訪れた山本くん。
汚部屋ぶりに耐えかね、テキパキと掃除を始める。
「お嫁さんに欲しい…!」
ときめく速水先輩へ山本くんの一言。
「あんたはルンバとでも結婚しとけ!!」
すごいパワーワードだ。
北斗の拳のこのシーンを思い出した。何故だろう。
野田サトル先生の「ゴールデンカムイ」が好きで、繰り返し読み返している。
中でも「ヒンナヒンナ」が初めて出てきたこのシーンは大好きで格別の思い入れがある。
「食事に感謝する心」をいつも忘れないようにしたい。
ヒンナヒンナ。
はなまるうどんと言えば東村アキコ先生だ。高額な女子会ランチに鉄槌を加えるこのシーンに「東村先生、また敵を増やした」とハラハラした。
確かにお洒落な皿にのった小さなキッチェよりはなまるうどんの方が美味しいのは間違いないだろう。
でもその無駄遣いに癒されてる女性もいるんだよなあ。多分。
「純情クレージーフルーツ」で当時衝撃を受けたのが桃苗の夕食シーン。
お腹いっぱいお肉を食べてケーキも平らげてげっぷ、その上ポテチを貪った上におなら二連発。
主役格のキャラがここまでリアルに生態を晒したのは、少女漫画では初めてだったと思います。
少女漫画の革命やー!と驚愕至極でした。
「らーめん再遊記」1巻
斬新な創作ラーメンで一時代を築いた芹沢さん。いつしかミドル・エイジ・クライスに陥り、町の中華屋さんに安息の場を求める。
昔ながらのラーメンをすすりホッとして呟く。
うまくもまずくもない、それがいいんだ。
追い求め叶えたはずの夢に疲れ、人生に迷い惑う姿が切ない。
高尾山を下山すると16時20分。
ぬう、ここで温泉に入ると晩ご飯を作る時間がなくなってしまう。
残念だけど極楽の湯は諦めてダッシュで特急に飛び乗る。
夢のようなお城の舞踏会もここまで。
シンデレラの魔法を解くのは夕飯の支度なんだなあ。
「ソウナンですか?」116話
無人島を脱出し救助された四人。
日本の学校生活に復帰するも主人公は思い悩む。
無人島の頼れるリーダーも、学校ではただのぼっち。
食べるにも事欠く無人島での遭難生活より、衣食住満ちているはずの学校生活の方が過酷なサバイバルだ。
学校だって命懸け。生き抜きたい。