大正13年7月31日付『都新聞』「禽獣商売往来」第三回、動物の飼養料を稼ぐため動物商が窮余の策として片手間に始めたのが巡回動物園だとする(神戸の有竹も確かに巡回興行を実施していた模様である)。巡回興行に欠かせない目玉となる動物としてライオン、トラ、シマウマが挙がっているのも興味深い。
大正13年7月29日付『都新聞』、連載記事「禽獣商売往来」が始まる。第一回はリスやサルが売れているとの話を枕とし、後段は大型獣の話へ。震災の影響で横浜が海外からの動物輸入港としての機能を停止し、取り扱いは神戸が一手に独占する。「神戸の有竹」は有竹鳥獣店(https://t.co/BpEgNkcF7m)だろう。
大正8年7月1日付『静岡民友新聞』悪疫避けとして七つの何かを詣でるパタンとして、この年の静岡の中遠地方では弘法大師を参ることが流行ったという。面白い。 https://t.co/XrJKSARCNk
ひょんなことから手を染めた、中国国内では認可されていないジェネリック白血病薬のインドからの密輸入は、いつしか貧困に喘ぐ上海の患者コミュニティの光となり―。むさ苦しい主人公のおじさんが“1年後”のシーンから大変なイケおじに(笑)19本目は『薬の神じゃない!』チネ・ラヴィータ。面白かった!
気になる展覧会:税務大学校租税史料室(埼玉県和光市)「庁舎にみる税務署の歴史」2021年11月1日〜2022年10月31日。税務署庁舎とその地域との関連性に焦点を当て、①税務署の統廃合とその影響、②絵はがきになった税務署、③昭和の税務署庁舎の3部構成展示。#絵葉書
https://t.co/sivWz7NGDT
明治35年7月13日付『大阪毎日新聞』、同紙が連載していた洞窟探検の記事を基に早速見世物に仕立て上げた興行者が千日前にいたという。どんなアトラクションだったのだろう。この頃の新聞と興行の関係はたいへん興味深い。
大正4年12月15日付『都新聞』の「当つた絵葉書」より、#絵葉書 本体もさることながらこうした美人絵葉書を巡る鞘当てなどの業界事情は面白い。「旧は美人屋は長島ばかりで万龍、栄龍、老松など矢継早に出して独りで当たが今は其の株を〔神田裏神保町の〕すみれ堂が取つた」と、業界史が語られている。
長崎の諏訪神社参道にある「まよひ子志らせ」石。往来の多いこの界隈での迷子を何とかしようと明治12年に警察有志が建てたという。石柱は「たづぬる方」と「おしゆる方」にわかれている。解説板はやはり警察が建てている(笑)
神保町からこちらの3冊をお迎えした。昭和のマイナなレーベルの新書雑書はよい。戦後まもなく縁あって草野球で対戦した進駐軍の兵士たちを期せず銭湯に案内することになり巨大なナニを見た話とか、東京にサウナ風呂が「およそ十軒ほどある」という時代の話とか、いろいろと面白い。