（４／４） 「君と我床机にもたれ詠むればここにも臥や梅のひと元」 夢酔老人（勝小吉）

テステス、崖から落ちて漁師になって飽きて帰宅して２年寝込んで年貢の金盗んで吉原で使い果たして無一文になる小吉…の下書き。 #夢酔独言

勝小吉１６歳。湿から回復し、就職活動を始めます。自分の名前も書けず、苦戦する小吉。そんな折、兄の役所勤めの男に、吉原へ連れて行かれ…。 マンガ『夢酔独言』二十六話（１／４） #漫画が読めるハッシュタグ

（２／４） 「十六の歳には、ようやく湿も治って、役職をもらうために、逢対面接に出ることにした。頭の屋敷へ行って、帳面に各々名前を書くのだが、おれは自分の名前が書けなくて困った。人に頼んで書いてもらった。」 #はやおき訳

（３／４） 「石川殿が逢対の後で、 『物乞いをした話を隠さずせよ』 と言った。家出旅の一部始終を話したら、 『よく修行した。すぐに御番入りをさせてやるから、待っていなされ』 と言われた。 家では婆あ殿がますますやかましくって、 『おのれは勝の家を潰そうとしたな』 と言いおった。」

（４／４） 「困ったから、毎日家へは居ないようにした。 兄貴の役所詰めの男に、久保島可六というのがいた。そいつがおれをだまくらかして、おれを吉原へ連れて行きおった。」

テステス、背景を入れました。 しかしもう旧暦七月であったから、入道雲とかなかったかもしらん。 #夢酔独言

勝小吉１６歳。初めて吉原へ行き、その面白さに夢中になりますが、あっという間に金欠になります。そんな時、信州から年貢の金が送られてきて…。 マンガ『夢酔独言』二十七話（１／４） #漫画が読めるハッシュタグ

（２／４） 「騙されて吉原へ行ったが、面白かったから、毎晩毎晩行った。金が無くなって困っていると、信州の御料所からお年貢の金が七千両来た。役所で預かって、確認してからご金蔵へ納めるのだ。」 #はやおき訳

（３／４） 「兄貴から番人言いつけられたから、千両箱の番をしていると、可六が来て、 『金がなくっては、吉原は面白くないだろう。百両ばかり盗みなされ』 と言った。おれも、 『その通りだ』 と言って、千両箱を開け、二百両取った。」

（４／４） 「おれはシラを切り通したが、兄貴が親父に言いつけた。すると親父は、 『手前も若いうちは、度々そんなこともあったものだ。わずかの金で、小吉を盗人にするわけにもいかん。何とか見逃してやれ』 と言って、それきり、皆が知らん顔して収まった。」

勝小吉１６歳。近所に住む親戚の兄弟と用人と４人で、蔵前八幡のお祭りに行くことになった小吉。小競り合いをしながら八幡を散策していると、鳶口を持った大勢の男に囲まれることになり…。 マンガ『夢酔独言』二十八話（１／４） #漫画が読めるハッシュタグ