幕末の風刺画、たとえばこれは「お山の大将」の遊びに仮託した情勢風刺。
黄色いカゴ(金冠)かぶって担がれてるのが朝廷、井絣の子はたぶん薩摩、その後ろは長州?向かいあうロウソク柄が会津、後ろで押してるスズメは仙台かな。下からみあげてるシャチホコ柄と梅鉢はもちろん… 
   『人類攻撃禽獣国会』というすごいつよそうな本に遭遇。あとでよもう。 
   気になっていること。古い時代に描かれたイザナギイザナミの図は天沼矛のかわりにこういうタイプの剣を持っていることが多い。これが矛ですよということだったのか…現在イメージされる矛(質素な柄の先に幅広の刃がついた、だいたいは勾玉コーティング)に変わったのはいつ頃なのかを調べてみようかと 
   ありました!明治初年の版籍奉還についての公文録。
さすがに「府中が不忠に通じるから」とは書いてないけど(のでそこは確証なし)「旧名又ハ外唱モ有之ハ丶」2、3の候補を出すのでお取り計らいください、と。
で「静(シヅ)」「静城(シヅキ)」「静岡」の3点のなかから静岡が選出される。 
   ここ最近で確認したオオクニヌシの図版、くらべてみると、左上から順に描かれた時期が
①文政年間(1820年代)
②明治ひとケタ代(1870年代)
③明治10年代(1880年代)
ただし元本は万延年間(1870年代)刊。
④昭和10年代(1930年代)
この神イメージの変遷をながめてるだけでぐっとくるものが。 
   オオクニヌシがじぶんの奇魂(オオモノヌシ)と出会う場面、この描き方とてもよい 
   このあたりはまだ明治のはじめ頃に描かれたもの。ずいぶん想像も入ってて、濃厚に江戸の残り香が感じられてよいですね。
とはいえ一緒に描かれている調度やポージングは明治6年に撮影された「御真影」をベースにしてる模様。 
   本日はさるきわめてやんごとなきお方のお誕生日ということで、生前に描かれたさるきわめてやんごとなきお方のイラストなど。 
   こちらは明治時代、天長節(つまり今日)に祝宴をひらくのでお越しください、というお招きの手紙の見本。
そんな文化があったんだろうか。