矢代まさこの女性作家の中でも卓越していたギャグ・コメディのセンスと、シリアスものの萩尾望都に影響を与えた画面処理の例。
マッケイの作品で、くしゃみでコマが壊れてしまうのがあるけど、これは枠だけが壊れるんじゃなくて、コマがガラス窓みたいな実体を持っていて、それが壊れていますね。壊れ方は紙が破れている感じになっていますが。
ユリイカ志村貴子特集から、志村貴子による頬の内在線(線描表現)。
キャラごとに微妙に線のハッチングのタッチが違っている。 https://t.co/lbExG6tJsE
#人生で一番読み返した漫画
芳成かなこ『赤い鳥ことり』
新人のデビューコミックスのなかでは完璧な傑作の一つ
忘れられているが少女マンガ史上に残るあきの香奈以後の名著
男の子をナンパするデビュー作から
失恋ものの傑作
クラスで孤立している女の子を描いた表題作と
全作レベルが高い
松本かつぢ「?なぞのクローバー」コマの視線誘導(LACOPEN解釈によるアレンジ版)
さらに補助線をつけ加えます。
この視線誘導では、3段目のコマ順が6コマから5コマへと、物語の進む方向とは逆行するという、後に少女マンガで見られるコマ運びが出現するのです。これが海外マンガでは起こり得ません。 https://t.co/eKeASkh3VF
上田としこのお師匠かつぢ描く、『フイチン再見』にも登場するポクちゃん。「ポクちゃんとエカキのシエンシエ」『少女画報』昭和何年かはこちらの本でご確認あれ http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309727516/ …
みなもと太郎「ホモホモ7」
赤塚不二夫にも例はあるが、劇画タッチとギャグの絵柄を同じ誌面に同居させてしまう手法は、当時の少女マンガ的手法と微妙に影響し合っているのではなかろうか。
高橋真琴『さくら並木』のフキダシもどき。形態的にはフキダシと同様の役割を担いつつ、書かれた言葉がコマの外側にあることが実に奇妙な魅力になっている。コマの外側に置かれていた言葉が少女まんが表現に独特のスタイルと結びつく可能性も匂わせる。
#くらもちふさこ展
私の偏愛しているくらもちふさこ作品として鉄板のひとつがくらもち短編の最高傑作のひとつといえる「セルロイドのドア」。このあとストーリーは全く想像を絶する展開に突入するのですが、この祈りの名場面はとても効いています。
米沢記念図書館におけるリアル展示は今週で最後です。なんとも名残惜しい。明日もう一度見に行こうかなあ…
#少女マンガはどこからきたの