@usamama924 すみません、いま手元のコピーの写真撮ったんで一部抜粋で載せますね。「あふられたチンミョウさん」
松本かつぢ展では、マンガは展示規模が大きくなって展示が難しいので、こちらに私の好きなダイジェストを載せておきます。
水着の女学生たちを描いた一コマアルバムの傑作、上田トシコ先生が愛してやまなかったポクちゃん、ピチ子とチャー公の女の子を水難から救出する名場面。
お役に立てて良かったです!
昭和9年の #松本かつぢ は
3月に「王様のおやつ」
4月に付録「なぞ(?)のクローバー」
7月に「あふられたチンミョウさん」
8月に付録「ピチ子とチャー公 湖畔の一夏」
と傑作中の傑作を発表してマンガ家としての黄金時代に突入しました
(図版はあふられたチンミョウさん) https://t.co/XPNXHXoq3d
吉田まゆみ原画展、かなり混雑していました。
リア充の老夫婦とか、どう見てもオタクに見えない人たちが見に来ていて新鮮でした。
あと80年代のカリフォルニアドリームが炸裂していたのも面白かったのでした。
もう終了間近で紹介が遅かったのですが見て損はないです。
芳成かなこは少女マンガ界屈指のコマ割りの名手だった。3段を基本とするS字進行が基本で、クライマックスになると縦割りを効果的に使う、松本かつぢにも見られるようなロジカルなコマ割りに私は惚れ込んだのであった。
これは「こむぎ日和」のくらもちふさこ風コマ割り。S字と縦割りが残されている。
上田トシコ先生、上田俊子名義の昭和12年の作品から抜粋(『少女画報』)。
師匠というか当時の男性作家ではたぶん描かない領域にまで踏み込んでいて、たいへん魅力的に見える。
みなもと太郎「ホモホモ7」
赤塚不二夫にも例はあるが、劇画タッチとギャグの絵柄を同じ誌面に同居させてしまう手法は、当時の少女マンガ的手法と微妙に影響し合っているのではなかろうか。
正月4日に菊陽町図書館に行ってみようと思ったが行けなくなったので、コミケ帰りに村崎修三さんの『昭和懐古 想い出の少女雑誌物語』を買ってきた。最終章が『少女雑誌永遠の終焉』とショッキングだ。昭和三十年の『少女の友』の休刊がそれである。少女雑誌と少女マンガは時代がかぶりもしないのだ。
松本かつぢ「?なぞのクローバー」は先行するLittle NemoやKrazy Kat, Gasoline Alleyなどの斬新なコマ割りとはどこが違ったのでしょうか?
先行作品のコマ割りは物語構成よりも先んじていますが、かつぢのコマ割りは物語によって統御されています。そこで2段抜きのような手法が発明されたのです。
あきのかな『メープルシュガー』やもちづきゆきみ『泣いた紅鬼』、芳成かなこ『赤い鳥ことり』などは80年代少女マンガ短編の頂点に位置する作品集なのだから(写真はあきのかな)、古本でコレクターズアイテムにするなんてもったいなさすぎる。電子コミックでいいから誰でも読めるようにすべき。
かつぢ漫画選
なぞ(?)のクローバー
くるくるクルミちゃん
板チョコ3人組
ミミーのスクールライフ
あふられたチンミョウさん
天にのぼつた児
王様のおやつ
ポクちゃんとエカキのシェンシエ
ピチ子とチャー公(含 世界漫遊)
ピチ子とチャー公 湖畔の一夏
ぺぺ子とチャー公の夏休み
ヒナ子姉ちゃん