平井和正は『幻魔大戦』が映画化された時、「私のためにこんな大きな花火を打ち上げてくれました」と言ったという(さくまあきら『コミックボックス』1983年5・6号)。「超ゴーカウルトラスーパーDXなCMフイルム」とも言ったらしいが(術田久美・同雑誌)。漫画家・芦原妃名子氏の訃報で思い出しました。
『裸を見るだけで満足ですか? 僕がストリップに通うわけ』たなかときみ:ストリップ劇場への思いを描いた体験マンガ。面白かったです。文学フリマ東京の会場を回遊中、表紙絵に惹かれて入手。初めて劇場に行った時からの見聞や感動が丁寧に描かれていて良かった。#文学フリマで買った本
『川本耕次に花束を』迷路23:吾妻ひでお作品での登場や『ふゅーじょんぷろだくと』の「ロリコン座談会」等で知った、川本耕次氏の追悼本。会社の経営などこんなに多才な方だったとは。吾妻ひでおや80年代のロリコン・ブームの話が多い。内山亜紀の回想マンガ、超面白かった。#文学フリマで買った本
『電波オデッセイ 1』永野のりこ:「てん子クケダイちゃんスペシャル」を再読。先週鑑賞した「永野のりこ個展 未来へのオミヤゲ」で、永野のりこ先生にクケダイちゃんを描いていただいたので。描いている時の永野先生、楽しそうだったなあ。知らない間に3コマを描いた妖精さんはのんちゃん(永野希)氏?
『異世界おじさん 10』殆ど死んでいる:大盛況の異世界転生系アニメの中で、僕が唯一全話鑑賞して、原作漫画も読んでいる作品。おじさんが熱愛するSE●Aのゲーム機は触ったことすらないのですが。最新巻、面白かったです。エルフ、可愛い。名前を言ってもらって良かったね。アリシアの出番をもっと!
『續 さすらいエマノン』[原作]梶尾真治 [作画]鶴田謙二:コミック版エマノン第3巻。自分が何者であるか分からなくなったエマノンは、助けてくれた男性の家に身を寄せる。面白かったです。傑作。第1巻のSF好きの大学生の話も好きだけど、本作も好きだな。永遠の記憶のない、普通の女性「えま」も魅力。
懐かしい人たちに会いに南浦和駅へ。この駅は、大友克洋の傑作短編『宇宙パトロール・シゲマ』(1977年)の舞台。宇宙パトロール・シゲマ(茂正)の住むアパートの最寄り駅。シゲマたちはこの駅から電車に乗り、UFOを呼ぶために海に向かう。写真は西口階段。シゲマたちが登ったのは東口階段なのかな。
『七色いんこ 1』手塚治虫:「演劇ロマン」天才的な代役俳優・七色いんこの物語。初読。凄く面白かったです。傑作。タイトルと主役の顔にピンと来なくて今まで未読でした。反省します。こんなに面白いとは。過剰なぐらいアイディアが投入されてる。ヒロイン?の千里真理子刑事もキュートで好きだなあ。
『週刊朝日』6月9日増刊号:日本最古の総合週刊誌、101年目の休刊号。村上春樹インタビュー掲載。
親が購読していたので実家で読んでた。女子大生表紙特集とか懐かしい。山科けいすけのマンガ『パパはなんだかわからない』の最終回?が読めて感無量でした。
勝川克志『ナウシカ奮闘記 宮崎駿の1日 どなってごめんね』
宮崎駿監督の弟・宮崎至朗氏のお話。「兄はスポーツもまったくダメで内向的なコでした。」「漫画は高校のころから描き始めて」「「ナウシカ」のバストが大きいのは「母性へのあこがれ」」
そういう主人公の作品も作って欲しかったなあ。
『魔女天使』松本零士:顔も頭もさえない少年のアパートの部屋に美しい魔女がやってきた。1977年~79年に不定期連載(ハーロックや999と同時期)初読。1話目が一番面白かったなあ。最後の話はこれで終わりですかと物足りなかったけど、単行本には連載最終回含め3話未収録らしい。最初の構想が知りたい。
電気グルーヴのピエール瀧氏は留置所で警察官に「もう、瀧さん。なにしてるんすか。僕、本当に昔、電気グルーヴのオールナイトニッポンをずっと聞いてたんですよ」と言われたそうで。吾妻ひでお先生も失踪時代に警察署でファンの刑事に会ったんだよな(とり・みき『まんが家のひみつ』や『失踪日記』) https://t.co/y7tYbdDJKl