日本の怪奇マンガは、楳図かずおとかひばりコミックスとかのように少女マンガ様式のものが一大勢力を成したけど、香港にもそのタイプの作品群があるのは知らなかった。絵柄が濃すぎたり、赤んぼ少女・タマミっぽいのがいたり、バトル要素が強すぎたりで、笑ってしまう。
『ケアする対話──この世界を自由にするポリフォニック・ダイアローグ』(横道誠×斎藤環×小川公代×頭木弘樹×村上靖彦、金剛出版)、早くも重版が決まりました。ありがたいことです。『発達障害者は〈擬態〉する』(明石書店)と相次いでの重版。感謝ばかりです。
『前科者』(香川まさひと/月島冬二)の連載が終わるんだって。いまこそまとめ読みをしてみましょう! 小道具として、たくさんの名著が登場するんだよ。『みんな水の中──「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)もばっちり登場するよ。
さいとうたかをのマンガをおもしろいと思ったことは一度もなかったのだが、実は高校時代に無人島生活を描いた『サバイバル』が超名作という情報を得て、いつか読みたいと思ってきた。そして今回ついに購入。実際にすごい傑作で驚いた。娯楽としての排便、最強の天敵としてのネズミ。読ませる。