ふくしま政美「不動の玄三流れ旅」(「長編コミック傑作集」1971年4月21日発行)
wikipediaによると、単行本未収録とのことなので御紹介
内容は任侠もので、当時のヤクザ映画の影響大なのだろうか?(知識がないので全くわからない)
「帯回し」のシーン(4番目の画像)があって、ちょっと感動しました
同雑誌の、故・花村えい子「眠れない夜のように」
若い女性が殺され、髪を切り取られる事件。ヒロインは彼氏を疑うが…という物語
花村先生のイメージとかけ離れたエログロな内容(ただし、タイトル表紙のレズ描写は本編にはなし)
髪を貼りつけたマネキン等、血みどろ映画「マニアック」の影響あり?
赤塚不二夫「ニャロメのおかしなおかしな囲碁格言」(日本棋院/1983年)
赤塚キャラが囲碁格言の解説をする本だが、成人の囲碁ファンだけでなく青少年も読む可能性があるというのに、豪快なSEXネタを盛り込んでいる
これが赤塚先生の心意気なのであろうか?
(単に下ネタが好きだったからかも…)
トイレを舞台にした怪談話は多々あれど、鬼美倭瑠衣先生「推薦できないトイレ」ほど、スぺクタルな作品はないのではなかろうか?
トイレでブリブリなモンスターの群れに襲われた少女の運命は…?!
驚愕のラストは脱力必至です…
(「コミック版学校の怪談①」(秋田書店/1994年10月30日発行)に掲載)
森由岐子先生は、怪作「魔怪わらべの唄」(ひばり書房)や「柩の中の家」(講談社)に引き続き、レディコミ雑誌に掲載された、あやしまや・名義の短編「雨月の里」でも、「トイレがない!」恐怖をリフレインさせております(どれも全く同じ展開です!)
過去にそのような体験がおありなのでしょうか?
関すすむは珍妙な作品を幾つか残しているが、私のベストは「怨霊」(「オール怪談・75」)
何故か母乳が出るようになった老婆を、子連れの女幽霊が毎夜訪れる。乳を吸われた老婆は衰弱し、警告にも関わらず、息子に相談するが…という内容
「老婆から母乳」…この発想がどこから生まれたのかが永遠の謎
「偶然を呼ぶ手紙」にて、楳図かずお先生が「漫画を描くのに夢中なあまり、ご飯を食べるのを忘れて、失神した」と書かれているが、これって事実なのだろうか?(ありそうな話だけど…)
多忙だった事もあるだろうが、楳図御大クラスの漫画家になると、漫画にかける情熱が並大抵でないと驚嘆させられる