(エロあり。注意)
ジョージ秋山「フィッシュ・ラーゲ」に、娘の股間に斧が叩き込まれる、凄惨な描写がある…かと思いきや、実は、斧が叩き割ったのは海亀という展開で、ズッコケた
「女性のお股」に「亀」…深い意味があるような、ないような…
多分、作者の単なる思い付きに過ぎないんでしょうがね
(生臭い内容。注意!)
余談だが、「蝉を食べた少年」がいれば、「蝉でイッた青年」もいる
(画像は故・畑中純先生「百八の恋⑥」より引用)
先生のマンガは、性の世界の深淵を覗き見る思いがする(けど、ほとんど読んでない…)
ちなみに、「上手な」蝉もいるようなので、興味のある方は試してみよう
ちなみに、「生血を吸う幼女」に、さがみゆき先生を彷彿させる頁があった(個人の感想です)
古賀新一先生はさが先生に(多分、池川伸治先生よりも)影響を与えている気がするが、頭の中はフニャフニャした思い付きだらけで、堅固とした考えにまとまっていない
んにしても、猫を卒塔婆で刺し殺すって…
古賀新一先生で、呪文と言えば「エコエコアザラク」が定番だが、「生血を吸う幼女」にこんなのもあり
「暗保汰礼乃場加也露 於丹古那巣」
読み方は多分「アホタレのバカヤロ オタンコナス」で、かなり腰砕け
温厚なイメージのある古賀先生だが、この作品の執筆中に何かイヤなことでもあったのかな?
脱線ついでに、「運命線は血みどろの蛇」では、救急車のサイレン音が「ピコピコ」になっている
あくまで個人的な印象でしかないが、好美のぼる先生は擬音語や擬態語を、その場その場のフィーリングで決めていたのではないだろうか?
その自由過ぎる感性に、手描きの文字が相まって、非常に味わい深い
ちなみに、好美のぼる先生「あっ!生命線が切れている」には「パコパコー」というサイレン音があった(何かヒワイだぞ)
個人的には、次のコマの木枯らし音「ピーュー」も好きです
怪奇漫画と思ったら、実は悲恋もの、森由岐子先生「死の花嫁衣裳」
孤児の真吾は網元の一家に引き取られ、そこの娘、桃代にいびられる。青年になった彼は、財産家の老夫婦のもとに養子に行き、友田章子と運命の出会いをする。が、肺病が彼を蝕んでいた…という物語
典型的な内容だが、既に完成している
好美のぼる先生はエロ漫画も描いていたことはマニアには知られているが、実物を見たことはない
ただ、「呪いの首飾り」のコマを見る限り、エロ漫画の評価が低いのも納得
吊り目の陰険キャラを差し引いても、これ程、ときめかない下着姿の少女は珍しいのでは?
絵の問題か、サービス精神の欠如なのか…
白丸健二(橋本将次)「赤い都会」
バイク少年、大山太郎と、宝石店を次々と襲う怪人、レッド・サタンとの対決を描いたアクション漫画
ちなみに、レッド・サタンはロボットではなく、サイボーグ(?)という設定
当時の流行についてはさっぱりわからないが、もととなったTV番組等はあるのだろうか?
偏愛してるけど、作品を読むのが困難な、中島利行先生の短編「ナコとマコとしらなみと」(掲載誌不明)
「まゆみと結核の妹、奈津江は大の仲良し。二人は玉男という少年と知り合う。ある日、姉と玉男が海水浴に行った事を知った奈津江は…」という内容
悲劇ではあるが、溌剌としたキャラが今でも魅力的