ついでに、金田君子名義「泥だらけの太陽」をご紹介
ヒロインは、殺人の冤罪で獄死した母の仇をとるため、暴力団に潜入した娘
殺伐とした内容かと思いきや、登場人物は皆、善人で、売り文句の「純愛ドラマ」と違わぬ展開(ドンパチ等、一切なし)
荒削りな出来であるが、ヤ※ザが出てくる点で貴重かも
魚に呪われる怪奇漫画としては、ちゃおホラーの、のせじゅんこ先生「魚の涙」もある
宙に浮かぶ「魚の目」の描写や、捻ったラスト等、読み応えはあるが、川魚を粗末にしただけでこんな目にあうというのもなあ
過去、臭いのキツい川魚料理を食べたことがあり、ヒロインの「生ぐさい」には共感を覚える
古城武司・絵/梶原一騎・原作「 おれとカネやん」の母親の葬式のシーン
本来は悲愴なシーンであるが、母親が焼きイモを買いに行った帰りに交通事故死して、主人公が涙ながらに焼きイモを食べるというのが、感情移入しにくくて困る
「かあちゃんの愛…そ それをいまおれはくう!!」と言われてもなあ…
「ろくろ首」(首が伸びる方)という妖怪がいるが、二駅ずい先生「彼女はろくろ首」や鬼太郎のアニメ版の影響のせいか、随分とメジャーになった模様
この流れに乗って、元祖(?)・ろくろ首ガール、ユー子ちゃんも注目を集めて欲しい
ちなみに、ユー子ちゃんは、妖怪ではなく、あくまでも幽霊です
東日本大震災から八年
私は西の方に住んでいて、直接的な被害はなかったが、津波で廃墟と化した町並みを目にすると、やはり無力感に襲われる
そんな今日、ひぐらしカンナ先生「心霊相談」の一話をふっと思い出した
無断転載で申し訳ないけれど、しみじみと心に染み入る内容だと思う
全ての霊に安らぎを
「突風」(「怪談・84」収録)を読んで、池川伸治先生のキチガイ描写は、なかなかリアルだと思った
本人は至って真剣かつ冷静に自己分析しているつもりでいるものの、傍から見たら、全くそうでないところがヤバい
登場人物の「自己没入度」の高さが、池川作品の特徴ではなかろうか?(個人の意見です)
1966年「週刊マーガレット」連載、古賀新一先生「白へびの恐怖」を(断片的に)読んでたら、単行本との差異に気が付いた
詳細は不明だが、単行本化に際して、コマを大きくして、頁数を稼いでいる印象
それとも、読みやすくする為なのだろうか?
いつの日か、古賀先生の作品、雑誌掲載分で読みたいなあ
入倉洋先生・文と絵「イエティ」は「WILD 第12号」(タイガー書房/発行年月日不明)掲載
一応、全部、読めるようにあげてます(小さくてゴメンなさい)
意外と惨い話です