斎藤あきら先生(フジオ・プロ)「風邪」(「中二コース コミックパック」1971年10月号付録)
宇宙人が月面都市を襲うが、風邪のウィルスで全滅するという、ウェルズ「宇宙戦争」みたいな短編
捻りのない内容だけど、バカボンのパパが宇宙人に食べられている描写だけで、個人的に名作認定しちゃいます!
個人的には、レイモンド・チャンドラーよりも、赤塚不二夫先生の言葉の方がしっくり心になじむなあ~。
斉藤あきら先生によるホラーSF短編「貸室あり」(「コミックミステリー」1969年7月特大号)
ある団地に引っ越してきた家族。少年は、管理人が鬼で、人肉を食べると知り、両親に訴えるのだが…という内容
この作品でも、人類はエサなんだなあ…
オチは山上たつひこ先生の初期SF作品「一軒家」に似てます
@yamazaki666 @yamazaki666さんから教わった「A Pictorial History of Horror Movies」
これに掲載された Lionel Atwill という俳優(「The Strange Case of Doctor Rx」のスチル写真)は絶対「エコエコアザラク」に出てくる「黒井医院」の院長の元ネタだなあ
「エコエコ」は色々な発見があって、やっぱり面白いや!!
等々力まさかつ「地獄の罠」(「銃口②」収録)
警察署を舞台に様々な犯罪者の描写を交えながら、暴力団とつるむ刑事の破滅を描いた短編
よく練られたスリラーであるが、妙にほのぼのとした絵が非常に味わい深く、クセになりそう
とりあえず、今わの際にジョウロの水を飲む破目になる刑事がお気の毒…
「隠し砦の三悪人」の魅力の一つとして、雪姫の存在は大きい
男勝りの姫君だが、肝が据わっているだけでなく、繊細な面もある
雪姫のキャラは様々なジャンルに影響を与えていると思うが、いなば哲「幻影城の花嫁」に出てくる鶴姫はどうだろう?(私の勘違いかもしれないが…)
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漫画の擬音語は、「アストロ球団」を初め、挑戦的なものが多々あるが、「ヴボバガッ―ン」もいい線を行っているのではないだろうか?
機会があれば使ってみたいと思う。
(画像は、西武三郎先生「鬼女が地球に」より))
山岸凉子先生「パエトーン」
チェルノブイリ原発事故に衝撃を受けて描かれた、反原発漫画
内容の正否は置いといて、個人的に印象に残ったのは「ナウシカ」等の映画のイラスト
特に、「ゴーストバスターズ」は、子供の頃、映画館で観た、思い出深い作品なので、もうちょっと力を入れてほしかったなあ…
竹中きよし「魔女っ子リリー」(虫プロ/1972年)
表紙からしてパチモン・オーラがムンムン漂ってくるが、予想通りの内容
悪魔界から来た魔女っ子が人間の少女の家に住みついて、珍騒動を巻き起こすというベタ過ぎな物語、かつ、陳腐な設定
でも、リリーはともかく、ヒロインは可愛くて、好きだなあ~