@PedoroEndou あと、「ソリティア本誌のBELNE」との記述がありますので、こちらも参考までに載せておきます
「ソリティア創刊号」(1986年11月)掲載の「銀朱(あか)のクラテル」
少女漫画に関しては門外漢で、よくわからないのですが、こちらの方が本来の絵柄のようですね
RIP 小池一夫先生
小島剛夕先生・作画「首斬り朝」は、中学生の時に読んで以来、大好きな作品の一つ
時に非情、時に哀切、時に人の情けに満ちた、骨太なドラマには魂を鷲掴みにされる
更に、怪奇漫画好きとしては、合間合間に挿入される残酷描写の凄惨さも大変、魅力的だと思う(少数意見だろうが…)
丘野ルミ先生による青年向け路線の「死刑囚の子」
ストーリーは、死刑囚の子であることを知らされずに、看守に育てられた青年が、その事実を知ったことにより、犯罪に走り、警察に追い詰められて死ぬ、というもの
個人的には、悲惨な内容よりも、バーナーで眼を焼くシーンの方が遥かに印象的でした
巷では、菅沼要先生のセクシー怪獣・シリーズが目玉でしょうが、菅沼先生と関わりの深い、湧井和夫先生も「歯痛とおヒゲ」というエロマンガをばっちり描いております
内容は、胸の谷間に毛が生えている女性の懊悩を描いたもので、ラストはやっぱり剃毛プレイ
何か、こう…蹴とばしたくなりませんか?!
井出智香恵先生「闇のレジェンド」
袖に先生の「ホラー物」に対する想いが述べられている
「ただグロでなく冒険とひたすらに人間の情念がらみのものでなければ」ならないとのことだが、作品の初頭に、女性が脳天から串刺しになる、豪快な残酷描写が炸裂!!
容赦ない残酷描写に、巨匠の貫録を感じる
ちなみに、「生血を吸う幼女」に、さがみゆき先生を彷彿させる頁があった(個人の感想です)
古賀新一先生はさが先生に(多分、池川伸治先生よりも)影響を与えている気がするが、頭の中はフニャフニャした思い付きだらけで、堅固とした考えにまとまっていない
んにしても、猫を卒塔婆で刺し殺すって…
古賀新一先生で、呪文と言えば「エコエコアザラク」が定番だが、「生血を吸う幼女」にこんなのもあり
「暗保汰礼乃場加也露 於丹古那巣」
読み方は多分「アホタレのバカヤロ オタンコナス」で、かなり腰砕け
温厚なイメージのある古賀先生だが、この作品の執筆中に何かイヤなことでもあったのかな?
(エロあり。注意)
ジョージ秋山「フィッシュ・ラーゲ」に、娘の股間に斧が叩き込まれる、凄惨な描写がある…かと思いきや、実は、斧が叩き割ったのは海亀という展開で、ズッコケた
「女性のお股」に「亀」…深い意味があるような、ないような…
多分、作者の単なる思い付きに過ぎないんでしょうがね
(生臭い内容。注意!)
余談だが、「蝉を食べた少年」がいれば、「蝉でイッた青年」もいる
(画像は故・畑中純先生「百八の恋⑥」より引用)
先生のマンガは、性の世界の深淵を覗き見る思いがする(けど、ほとんど読んでない…)
ちなみに、「上手な」蝉もいるようなので、興味のある方は試してみよう
最近、水木しげる先生の作品を全く読んでないが、古本屋で小学校の頃のトラウマと再会(画像は単行本だが、当時読んだのはワイド版)
特に「ムーン大王」の「殺人水」はいまだにダメ
人を溶かす水が襲ってくるって怖過ぎ!!
にしても、水木版SFって奇想と理想と現実のやるせなさが入り混じり、実に芳醇
漫画にとって「目の表情」は重要だが、その真逆を行く(?)作品が、森まさみ「ふうてんマリア」(「漫画サニー」1968年4/23号)
男キャラはともかく、ヒロインの目が余りに感情が希薄で、妙に不安を煽る
ラスト、自分の頭に無造作に弾丸をぶち込むヒロインの虚ろな目が私の心を鷲掴みにして放さない…