読者プレゼントは多々あれど、モ~レツに気になっているのが「リリアム人形」
しかも、わたなべまさこ先生の自作!
ただし、「リリアム」という漫画は「発狂物質で人々が発狂しまくり、血の雨が降る」という内容なので、どれだけ応募があったのか全く謎
もしも、情報があれば、お知らせくださいませ!
私の偏愛する、いなば哲先生
長いキャリアの持ち主で作画や物語は勿論優れているが、加えて、扱うテーマの「センスの妙」が抜群
まさか時代劇に「バーベキュー」を持ち込むなんて、思いもよらなんだ
この作品は「焼き肉料理の怪」を描いた最初のBBQホラーなのかも(これが最初で最後かもしれないけど)
中島利行先生「虹のバレリーナ」(1956年/若木書房)
バレエを習う少女が、父親の船が難波、母親との別れ、田舎の遠戚からのいじめ…といった、お決まりの不幸に次々と襲われる内容で、ベタだけど、かなり面白い
バレエ漫画は詳しくないが、当時としては、高水準なのでは?
キュートな絵柄にうっとり
北原功志「足音」(1987年「ホラーハウス1月号」)
「下校途中の女生徒が謎の足音に追われて…」というショート・ショートだが、あまりに奇想天外(or 意味不明)な結末に衝撃を受ける
絵柄も味があり、北原功志先生が気になって仕方がない
情報が皆無に近いので、他の作品を御存知の方は教えて下さい
巴里夫先生は恐らく、怪奇やスリラー漫画とは一生縁がなかったように思う(描いていたら、是非読みたい!)
ただし、貸本漫画の一編「春のデザイン」(「風車No16」収録)には、悪夢のシーンがあり、「服のおばけ」が出てくる
これが、怖いとか以前に、摩訶不思議な描写で、やはりベテランは違うね!
池田弘「夜叉は踊る」(太平洋文庫/1961年12/20)
秋田藩城主を殺した紅夜叉党。一関藩の一行は、若君を人質にされ、その首領を匿うこととなるが…という内容
紅夜叉党の踊りが、妙に躍動感に溢れまくって、素晴らしい!
「ツツ―」と踊りだすシーン(四番目画像)はバレエ、入ってる?(草鞋だけど)
バレエ漫画はピンキリだが、古賀新一先生も描いていた!!
古賀しんさく・名義「灰色のバレエ」(「黒真珠③」(つばめ出版)収録)
貧血だけどバレリーナのヒロインが、継母に命を狙われる内容
努力家の古賀先生らしく、バレエの描写もキマってます
でも、悪魔のいる前で、わざわざポーズをとらんでも…
「土曜漫画」では赤塚不二夫・プロや藤子不二雄・プロが描いているが、竜の子プロも参戦していた
「フハフハ性夜一発大勝負 君のは太い、母ちゃんのは広い」(1970年12月18日号)
調べても、清水通以外は不明
かつ、こんな低俗雑誌で、しょ~もない漫画を描いた理由も謎
仕事がなかったのでしょうか?
佐藤まさあき先生と言えば、劇画界を代表する一人で、ピカレスク漫画の印象が強いが、こんな脱力系の怪奇漫画も描いていた
「桃源人」(「怪奇入門①」収録)
この作品に登場する化物が懐かしのお菓子「ぬ~ぼ~」のキャラを野生化させた感じで、凶暴なのにどこか愛嬌がある
好きだったなあ、ぬ~ぼ~