牧村みき先生と紺野泰介先生の「目（木・畳）」の描き込みは無形文化遺産に認定するべき

この2冊の本、一見して別物ですが実は内容は同じで同プロダクションの別の作家がリメイクしてるんですよ。 別タイトルでもう一冊出てるので都合3冊のリリースとなり、ちなみに古書価格は左側が右の50倍以上する鬼レアです。 こんな情報多分誰も言わないと思うので、僕がここで言っときます。以上！

『二階屋の売春婦〜末永史劇画集』（ワイズ出版 2007） 末永史は日常の営みの外側にある余白を描き出す。 それは断絶であり、倦怠であり、苛立ちであり、時に痛みを伴うが故に読む者の心を刺す。 限りなき「個」は時代性の束縛からも解き放たれ、普遍性と瑞々しさとを今尚失わずにそこに有り続ける。

『ヒルコ選集①』蛭子能収 （ヒルコプロ 1999） この前年に賭け麻雀で逮捕された蛭子さん。すっかりお茶の間に馴染んでしまったご本人に「かつてのアンタは何処にいったんだ！」と喝を入れるべく作成された本書だが、その叫びは虚しくこの一冊でシリーズは打ち止めに。 又、漫画描いてくれねぇかなぁ

『激突!!おんな牌』笠間しろう （別冊リイドコミック 1977.5） 女体盛りならぬ女体麻雀に何処かで見たような芸能人がプレイバックpart2な今の基準からすると超アウトな本作。 今後も恐らく復刻は無理と思われるので、読みたい人は頑張って探して下さい。

『ソ満国境の雀兵野郎』沼田清 （別冊リイドコミック 1978.6） 麻雀漫画の素晴らしい所はとにかく卓を囲んでさえすれば物語が成立するという事だ。 それが会社だろうが戦場だろうが、亜空間でさえも。。 戦争×麻雀物は他にもあるが、これは優れた作品の一つと思う。

『牌牌ブルース』芳谷圭児 （別冊リイドコミック 1978.6） 芳谷先生の作品には実際のアシスタントや編集者が登場。 当時のプロダクションの様子が分かる貴重な資料でもあるが、チョンボしたからといって牌を窓から投げるのは余りに大人気ないのでやめて頂きたい。

『命を賭ける』作者不詳 自販機本掲載の為作者は分からず。沼田清「ハガキ麻雀」が手紙ならこちらは電話。 病に侵され余命短い男の為、学生時代の友は受話器越しに麻雀を打ち続ける。 麻雀を通して青春の終わりをほろ苦く描いた佳作であると思う。

読みました。 何かこう、時に漫画よりも人生は不条理な事があるんだなぁと思いましたね。 杉戸先生も早くにお亡くなりになってしまったし、色々とあるのかもしれませんが、やはり残された生き証人の一人として太陽プロの歴史を郷先生には残しておいて欲しいです。。 https://t.co/WhHWYyWADA

奨学金一千万超えってすげぇな まぁそういう制度なんだから別に幾ら借りようがちゃんと返しさえすれば問題はない ちゃんと返せばな

『追殺者』鳴神俊（村祖俊一） 女子大生がハイキングに来たら気が狂った変質者に襲われて、それを巴投げ（全裸）で沼にぶち込んで返り討ちにするというだけの素晴らしいストーリーだ。あまり追っかけてなかったんだが、初期はこういう感じの作品が多いのかな？ちょっと読んでみたい。

『戦略宇宙軍団』黒田みのる 宇宙を旅しているとUFOに乗った異星人からいきなり見開き頁の連続で天変地異や戦争の映像を延々と見せられて「これについてお前はどう思うんだ？」と聞かれたらあなたは一体どう答えますか？おそらくはただ困惑し、沈黙するだけでしょう。 これはそんな漫画です。