『星にきけばいい』市川ジュン
(別冊マーガレット 1974.10)
「ライラック〜」とほぼ同時期に発表された本作はその内容も共通する所が多い。
当時行われていた治療法や諸学説を織り込むなどより専門的な色合いが強くなっており、市川先生が執筆にあたってかなり下調べを行った上で臨んだ事が窺える。
空気の底(サンミリオンコミックス版)を平井の本棚さん(@hirai_hondana)で購入
電子書籍になってもオリジナル版が出ても「ながい窖」は収録される事はないし「夜の声」「ジョーを訪ねた男」の台詞が元に戻る事はないのだから、結局紙で読むしかない
僕が一番好きなのは「現地調査」
狂ってて最高だ
九美淳「SMちゃん」
掲載誌が今手元にないけど多分昭和50年代のSMセレクトかな
大人漫画というよりパロディ的な作品ですがなかなか面白い
『至近未来実話 リアル』
(作:狩撫麻礼 画:本沢たつや)
1990年、バブル崩壊前夜に出版された本作。有り余る富に狂乱する人間達の喜劇はやがて悲劇に変容していくであろう予感を漂わせながら終わる。
それは図らずもこの題名が現実となり、今尚続いている事を逆説的に証明しているかのようだ。