私は閉鎖世界の住人が不自然さに気づいて探求を始め、壁を破って外へ出ていく話が大好きなんですが、これは確実に「ブレーメン5」のせい。現実と近いけれど何処かで因果が途切れている世界の奇妙さに気づいていく様子、いいですよね。
そういえば前々からマギレコだとフェリシアにヒュウ君を感じているのですが‥40年前の漫画だけど。特に初期のトラブルメーカーっぷりや素直になれないとこが実に。
しかしいつ見ても下半身が黒豹というデザインは素晴らしい‥。
細かい部分で好きなのは霧隠才蔵のデザインですね。これが実に渋い!個人的に理想に近い才蔵。まぁその‥最期がちょっとあれですが、うん。
後、「闇の土鬼」の梅庵先生によく似たお医者様も出てきます。こっちでも利用されてる!
この会話も好き。天海と半蔵は物語的には残酷な敵なんだけど、その目的はあくまで幕府体制の維持と平安であって過剰に邪悪な存在としては描かれない。横山先生の敵役のこういう所が好きです。だからこそ必要とあらばどこまでも残酷になれる人の業が伝わると思う。
ラストで回帰篇のさやかは捕食者として獲物を待ち、強く生きようとしているように見える。それは一人の少女の決意として理解できる。しかし怪奇篇のさやかは永遠に永久に一緒に居てくれる相手を待つ。それは喰らう事よりも恐ろしい思考ではないか。同じ「蜘蛛」からこうも違う少女を語れるのが凄い。
私は勿論ドラえもん大好きですが、今原作をフルで持ってたりはしない雑なファン。読むのが数十年ぶりだったりする作品もあります。しっかしどれも面白いなぁ!F先生の軽妙な台詞回しがとても心地よい。このしずかちゃんの真綿で首を締めるような責め方とか、浮かべた涙も含めて最高。
作中には懐かしい500円札も!昔はお札だったよね~!私にとって500円玉は大きくて綺麗でプレミアム感に溢れた未来の硬貨だったし今でも好き。
時代感だとママのこの台詞も今読むとわりと来るな‥これには入ってないけど象の回もおじさんの身近なエピソードだった。そういう時代だった。
記憶のままの涎が出るような美味しそうさに加え、今は各話のストーリー構成やSF要素の素晴らしさもより一層感じられる。いや~こういう作品に子供の頃から触れられるのは幸運だと思う。後、ちょっと気になってるのは「ドラえもんだらけ」ってこんな親切に注釈入ってたっけ?何分久しぶりだから曖昧。
そういえば「アオイホノオ」25巻で描かれた石渡治先生の所でのアシスタント経験で学んだモブ描写がちょうどその頃の「ダン」4巻の野球場シーンで活かされてたりします。ちゃんとカケアミ。
単行本を引っ張り出して読み返してた「魔少年ビーティー」。各エピソードそれぞれに嫌ぁ~な場面が有って強烈に覚えてる。マイベストは「イタズラ死体事件」の昏倒した先輩の眼球に止まったハエ!よく見ると産卵してるのが超キモいんだ。