【新刊&パネル展】『わたしの心のレンズ』大石芳野(集英社インターナショナル新書)ベトナム、アウシュヴィッツ、広島、長崎、沖縄…戦争の悲劇に襲われた地で撮影・取材を続け各地の生活を見てきた著者。戦争、差別をもたらす「何か」とそれを超えた共存と共生への道を考える。写真パネル展も開催中!
【新刊】『日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す』宇野重規(中公選書)近年、日本政治において「保守」と「リベラル」という対立図式が語られることが多くなった。欧米の政治思想史を参照しつつ、近現代の日本に保守とリベラル、それぞれの系譜を辿って読み解く。
【新刊】『台所と診察室のあいだで』江守いくよ(田畑書店)大切なものを遺してくれた父と母、仕事をもつ主婦という同じ立場で心が通いあった義母、長年連れ添い最後を看取った夫…開業医としてのキャリアと家庭とのあいだで過ごしてきた日々を綴る。 https://t.co/jqL2BdCDhf
【新刊】『東京あたふた族』益田ミリ(ミシマ社)あたふた族は、せわしない。
なにを隠そうわたしもその一員である。デビュー直前までを描いた「上京物語」、コロナ前と後の日常、「終電後」「のび太と遊んだ空き地」など味わい深い随筆作品…3部構成で贈る、長編小説のようなエッセイ集。
【新刊】『専門家の政治予測』フィリップ・E・テトロック(みすず書房)専門家の未来予測ははたして当たるのか? 自身の研究をもとに、メディアや政府にチヤホヤされる専門家がいかにいい加減かを明らかにする。さらに党派的な議論を解決するための新たな文化的ツールへの道筋を示す。
【新刊】『ポスト資本主義社会のデザイン 生活のデザインを生活者自身の手に取り戻すために』野口尚孝(皓星社)買い替えが当然のように促され、エネルギー消費量や廃棄物が増え続ける現代社会。「持続可能な社会」と「経済成長」の間での対立的矛盾の中で、デザイナーが考えるべきこととは?
【新刊】『関東大震災がつくった東京 首都直下地震へどう備えるか』武村雅之(中公選書)関東大震災の被害を拡大させたのは無謀な都市開発だった。江戸、明治大正、そして戦後から現在、東京の拡大と震災の歴史を追う。
【新刊】『共生する生きもの図鑑』サミ・ベイリー(原書房)動物同士、動物と植物、昆虫など、自然界のさまざまな生きものたちの「共生関係」をリアルで美しいイラストとともにわかりやすく紹介。意外な関係におどろき、その多様性、合理性にも納得の、大人からこどもまで楽しめるカラー図鑑。
【新刊】『江戸絵画 八つの謎』狩野博幸(ちくま文庫)近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる!若冲、芦雪、写楽などの作品を丹念に読み解くことで、封印されてきた〝真実〟を掘り起こす。解説は辻惟雄。
【新刊】『言葉と声音 小説言語ことはじめ』野口武彦(知の新書)耳ことばから、小説がいかに書かれたか。二葉亭四迷、樋口一葉、岩野泡鳴、岡本かの子を対象に、声・音の聴覚から小説の書記言語の形成を問う、本格的な新たな文学論。
【新刊】『仏教の歴史』ジャン=ノエル・ロベール(講談社メチエ)インドに生まれた仏教は、聖典の他言語への翻訳を積極的に推進。東南アジアやヨーロッパでは全く別の姿を見せながら、各地の言語と文化を大きく変容させてきた。その多様な全体像と歴史を、大きな視野から描き出す。
【新刊】『北斎 百鬼見参』すみだ北斎美術館(講談社)人気作、肉筆画から版本まで…鬼才が描いた、異界への「恐れ」と「親しみ」。「恐ろしい鬼」「哀しい鬼」「愛らしい鬼」時代を超えて跳梁跋扈する姿を、北斎の筆はどう捉えたか?