【新刊】『「新しい戦前」のなかでどう正気を保つか』金平茂紀 大矢英代(かもがわ出版)2022年を転機に、日本は「新しい戦前」に変わった。メディアは真実を市民に伝えているか。日本テレビ界の木鐸、沖縄発・在米の新進気鋭、2人のジャーナリストの本音トーク。
【新刊】『陸の深海生物 日本の地下に住む生き物』小松貴 じゅえき太郎(文一総合出版)ようこそ。めくるめく奇怪な地下性生物の世界へ。本書を開いて足元に広がる無限の異世界へ、地下の暗闇に暮らす約140種の生き物を収録。
【新刊】『直木賞をとれなかった名作たち』小谷野敦(筑摩書房)直木賞をとってしかるべきだった83作品を独自基準で選出。理屈抜きに面白い名作を紹介し、文壇のこぼれ話を交え昭和から現在までの文学史を裏側から描き出す。
【新刊】『青山真治 アンフィニッシュドワークス』樋口泰人 松村正人(河出書房新社)平成映画史を作った作家の核心へ。染谷将太、三宅唱、空族、大九明子ら気鋭の俳優や映画監督らが、商業映画デビュー作「Helpless」の幻の初稿を含む未発表脚本を読み解き、青山真治のこれまでとこれからに迫る。
【新刊】『江戸絵画 八つの謎』狩野博幸(ちくま文庫)近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる!若冲、芦雪、写楽などの作品を丹念に読み解くことで、封印されてきた〝真実〟を掘り起こす。解説は辻惟雄。
【新刊】『言葉と声音 小説言語ことはじめ』野口武彦(知の新書)耳ことばから、小説がいかに書かれたか。二葉亭四迷、樋口一葉、岩野泡鳴、岡本かの子を対象に、声・音の聴覚から小説の書記言語の形成を問う、本格的な新たな文学論。
【新刊】『仏教の歴史』ジャン=ノエル・ロベール(講談社メチエ)インドに生まれた仏教は、聖典の他言語への翻訳を積極的に推進。東南アジアやヨーロッパでは全く別の姿を見せながら、各地の言語と文化を大きく変容させてきた。その多様な全体像と歴史を、大きな視野から描き出す。
【新刊】『WeOwnTheCity 世界に学ぶ「ボトムアップ型の都市」のつくり方』フランチェスカ・ミアッツォ トリス・キー(フィルムアート社)