あんまり言及されないけど「それまでの話の進行中存在しなかった物体(コスチューム含む)がギャグ場面で突然現れる」表現って山上たつひこが『がきデカ』で初めてやったんだよね?吾妻ひでおも、みなもと太郎もやってない…よね?確か。自分は連載当時「これは大発明だ」って感心したんですけど。
「地獄のやつ、なんかヘンな漫画でよかったね」って言ってもらえたのは宝であります。(『漫画家総進撃』の1巻。「死ぬ」)あれは自分でもヘンな漫画描けた、と勝手に思ってたので嬉しかったなあ。
これが悪役。タツノオトシゴ型のメカ(!)に乗って空を飛ぶ片手が鉄の爪の怪人。名前は横取殺人(よこどりさつんど)。殺人と書いて「さつんど」!
で、くまはお人形売り場のぬいぐるみに紛れるんだけど見つかってしまう。売り子のお姉ちゃん「あらこんなくまうちにおいてたかしら」「まあいいわ2千円でうってやれ」←ひどい。(吹き出しのシッポの向きが違うがこれは作者のミステイク)
これも読んだことなかった棚下照生(めくらのお市物語)の初期作『ヒマラヤ天兵』少年ブック36年付録。ヒマラヤ山中で修行して秘術を会得した少年が主人公。レインボーマンみたい。空飛んだりする。コスチュームの袴が短くスカートみたいにフワッと広がって足を見せてるのがセクシー。
敵にも魔術使いがいて戦ったりする。これもレインボーマンぽい。影をあやつったり胸毛を飛ばしたり。胸毛を!
TLに流れてた遺品ツイートに佐藤まさあき先生の貸本が出てたので。佐藤先生は自分で「女性を描くの苦手だ」と公言してましたが初期の作(たぶん本人が描いてる…と思う)見ると確かに表情があんまりなくてマトリョーシカみたいですな。(俺は好きです)
『セクサロイド』の増刊なのでした。ひさしぶりに読んだけどユキ7号、かわいいなあ。後の、ただ微笑んで見守ってくれるだけのヒロインじゃなくやきもち焼いたりボケたこと言ったりずっこけたり、もするのがね。