『呪凶介PSI捜査室』最初の数話だけ読んだ。→堅実に面白いけど『百太郎』の縮小再生産ぽくもある。当時各誌に引っ張りだこだったつのだ先生の苦しみよ。主人公、呪凶介のおでこのアザ設定には笑った。
松本零士作品に出てくる(主人公ではない)知性派眼鏡の先生はダサかっこいいなあ。作品はSFでじっとりインモラルな『子供記』。この時代の松本作品はもう何読んでも面白い。
松本零士のスクラップ整理は続く。冴えない主人公のもとに突然謎の美女が転がり込み、無条件で尽くしてくれる、という後にオタク漫画の流れの定型になったストーリーの多いこと。偉大なり。これ読んだ直後のヤマトにガミラス士官で「ヤレタラ」って出てきた。「ヤラレタ」はさすがに使えなかったか。
プリンセス版『エメラルダス』面白いですねえ。絵も良い。こういうのがいいんだよ。やっぱり仲間や部下がいてこその海賊ですね。
藤子・F・不二雄『サンプルAとB』の製作話。『少年/少女SFマンガ競作大全集』東京三世社より。恐れ多いことだが→F先生が温めてたアイデアを、今までやったことのない手法で展開させるのを(謙遜しつつ)楽しんでる感じが伝わってきて良い。作画の小森麻実先生の証言はどこかに載ったことありました?