『ガロ』は土着的で『COM』は都会的といわれるんだが、僕はやっぱり『ガロ』派だな。特に手塚的な漫画に対するオルタナティブとして機能していた60~70年代。
村野守美『草笛のころ』(1977)には田舎の処女が初潮を迎えるシーンがある。これは、つげ義春『紅い花』に始まる70's『ガロ』の叙情路線の影響を色濃く感じさせ、ついでにシンデンのマサジに相当する男の子もいるんだが、処女は中学生だ。通俗的表現になるが今で言う「おねショタ」の元祖といえるかも
室井至誠『ラーメン盃』①
※謎の漫画家による叙情作品。謎の出版社(八月書房=アリス出版?)の自販機本『愛のいたずら』(発行年不明)に載っていたが『決定版 myトルコ Part2』(発行年不明)という自販機本にも同作品が載っているため何度か流用されたものと思われる。よって初出は一切不明。
吾妻ひでおインタビュー『オリンポスのポロン』アニメ化に際して(あまとりあ社『レモンピープル』1982年9月号所載)