『双亡亭壊すべし』(全25巻)(藤田和日郎)
空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラーの完結巻。凧葉という何者でもなかった男が怪物泥怒に真っ向から立ち向かう最終決戦は圧巻のクオリティ。
#2021年オススメ完結漫画
『だんだん街の徳馬と嫁(上)』より引用。下がり眉釣り目フェチにはたまらないキャラ造形。不器用ながら歩み寄っていく二人の姿が丁寧に描かれていて良い作品ですよぉ。皆、読もう。
『プ~ねこ(7)』読んだ。猫が主人公のシニカルなネタや変化球多めな4コマ漫画。連載期間が14年を超えても、真意を理解するのに10秒くらいかかるようなひねくれたネタ作りは良くも悪くも安定。アフタの中の箸休め的な存在として末永く続いて欲しい。
みつみの奇行(?)に対して冷静なリアクションする志摩くんも好きです。
#スキップとローファー3巻応援
『じゃあ、あんたが作ってみろよ(1)』読んだ。婚約者にフラれたステレオタイプな思考の男性が自分の価値観を見つめ直す物語。主人公が偏見ゆえに孤立し、苦しみながらも現代的な考え方へアップデートを試みていくストーリー構成が良い。食事がキーアイテムになるのも谷口菜津子作品らしい。オススメ。
江頭さんも推さない理由がない。みつみの次に心理描写が多くて共感性の高いキャラクタ。
#スキップとローファー3巻応援
『奈良へ』読んだ。売れずに東京から地元に帰ってきた漫画家男性などを描く群像劇。作者のコンプレックスを煮詰めたような物語であり、東京に出ても異世界に行っても逃れることはできない鬱屈した感情が作品全体に漂っている。どんなに惨めでも生き続けることを選択するラストは僅かにポジティブ。
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(18)』読んだ。陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。本編も合宿編中心に見どころの多い巻だが、何より特装版小冊子のIFストーリーがこれまでの集大成感があり完成度高い。良いカードを切ってきた。すごくオススメ。
『秋津(1)(2)(完)』再読。めんどくさい人格の漫画家男性と彼に反発するしっかり者の息子を中心にしたコメディ。性格は最悪だけど何だか憎めない主人公のキャラクタと独特なテンポのシニカルな会話劇が非常に楽しい。作者の一面が主人公に投影されているのではという妄想も膨らむ。すごくオススメ。 https://t.co/PM1HWpsRQA
『バーナード嬢曰く。(5)』読んだ。似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。読書好きの共感を覚えやすいネタチョイスは勿論良いし、自意識過剰気味な物事の捉え方もユニークで、自分と異なる視点という意味で非常に興味深い。すごくオススメ。
『スキップとローファー』作中のキャラ、皆好きですが、美人でクールな印象だけど人懐っこいゆづちゃんを推したい。
#スキップとローファー3巻応援