『ミュージアムのふたり(1)』読んだ。悪評から逃れたくて博物館で働き始めた女性と先輩の学芸員女性が主人公の物語。素朴ながら温かみのある人々との交流の中で荒んでいた主人公女性が少しずつ柔和な雰囲気になっていく様子が素敵。元学芸員の作者が描く博物館業務の描写も興味深い。オススメ。
『双亡亭壊すべし(19)』読んだ。空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラー。今巻に収録されている大仕掛けはちょっとあからさま過ぎてバレバレではあったが、藤田先生の画力と演出力の圧が強く良い出来だった。サブキャラクタのエピソードが次々消化されて最終決戦直前の様相。
『プリンセスお母さん(2)』読んだ。貴族ごっこをしたり一人WHOと自称し世界を憂う母親(アラカン)の奇行を娘である作者が描くエッセイ漫画。エキセントリックな母に振り回されながらも何やかんやで仲良しな作者ご家族の関係が微笑ましい。テンション高いギャグスタイルも好き。オススメ。
『紙一重りんちゃん(2)(完)』読んだ。天才的な能力を持っているのに普段はおバカな小学生を主人公にしたギャグ4コマ。常識のズレたキャラクタと一般的な感性をもつツッコミ役とのズレた掛け合いがシュールで面白い。短めで完結になったけど長崎ライチ先生の次回作もゆっくり待ちたい。オススメ。
『雑貨店とある(2)』読んだ。イートインスペースにて旬の食材を使ったスイーツが楽しめる雑貨店を舞台にした群像劇。柔らかい絵柄と温かいお話、素朴で優しいスイーツの描写がマッチしておりほっこり癒される。2巻後半からは過去の話に出てきたキャラクタの再登場もあり人間描写に深みが増した印象。
『衛府の七忍(9)』読んだ。異形の鎧を身にまとう怨身忍者達が悪を討つ江戸トンデモバトル物。一人の人物に仲間達の力を集める、という展開が山口貴由作品らしい切り口と表現技法で描かれており大変熱い。役者は揃ったが今後彼らがどのように動くか全く読めない。次巻以降の展開に期待が高まる。
『死人の声を聞くがよい(1)』p 117より引用。怪物に襲われた絶体絶命のサブヒロインが、いきなり怪物を返り討ちにする様子。これ見た瞬間に「やったー!」ってなったね私。やっぱホラー漫画ってギャグだわ。
『好き好きだいちゅきつよつよソード』、好意を寄せられると強くなる剣を持つ勇者と彼を慕う女性達とのいざこざを描いたコメディ。個性豊かな変態達が国家の一大事にも関わらず、私欲のために足を引っ張り合う姿が滑稽で楽しい。
#テーマ別オススメ漫画紹介
#歪んだ愛情漫画
『姉のおなかをふくらませるのは僕(4)』p. 108, 109より引用。お揚げさんで半熟卵を包んだ「鶴の巣ごもり」がすごく美味しそう。