原作の初登場時はこんな感じだったからなぁ・・・剣士としても一流だが、なにげに部隊のまとめ役や戦術立案までしていた、有能キャラになるとは思わなんだ。 
   孫家のアレコレのややこしいところで、悟空は31歳の時に一回死んで、しばらくあの世にいて、10~8歳の悟飯の多感な時期と、父の死後に生まれた悟天もアレなモンで。けっこう周りの大人達がフォローしたんだろうな。 
   私の部屋、マンションの階段の登ったところにドアがあって、さっきちょっと外の空気を吸おうと玄関先に出て、無意味にジョジョ立ちしていたら、別の部屋の住人が現れ、奇しくもDIO登場のシーンを再現してしまった。 
   そういやたまに「承太郎は俺TUEEEキャラ!」的な話を聞くが、たしかに強キャラではあるものの「自分と同じ能力、かつ自分よりちょっと上で、不老不死で不死身で、死をも恐れぬ者も含めた能力者を3ダース近く有している」DIO相手では、少なくとも絶対的優位ではないよな。 
   まぁぶっちゃけ、幼少期アレで「いやぁ、あの頃はいろいろね・・・」と心を改めたと思ったら、「いやいや、まだ命があるやん」とおっしゃるアテナとかの比べると、はるかに人情味のある人なんじゃねぇかと思ってしまうw 
   「死にたくないから愛そうとしたんじゃない」と、そして自分の命を盾にして星矢を守るのですよ。その動きたるや、光速の拳を持つアイオリアが、「止められなかった」というくらいの動きだった。白銀聖闘士の彼女が、黄金聖闘士の反応を上回る動きで守ったのです。 
   そして女聖闘士は素顔を見られたら、相手を殺すか愛さなければならない掟があるのですよ。なのでシャイナさん、必死に星矢を殺そうとします。アニオリエピもいれればホント、すごい頑張ってあの手この手で殺そうとするわけです。 
   聖闘士の世界は女人禁制で、女聖闘士は仮面をかぶり女であることを捨てなければならない(後発作品でいろいろ解釈変わったけど)。シャイナさんも最初はその掟に従い、だから初期シャイナさんはOPのように星矢を狙う悪の女幹部ポジだったわけですよ。 
   「少年の心」ってのも、まぁ確かに曖昧なニュアンスだが、「少年漫画とは、立ちはだかる壁を、天井を壊す話」的なのは言われるものでね。「できらぁ!」って怒鳴り返すくらいが必要なんだろうな。 
   まぁ例の話、結局は嘘だったみたいだけど、今の日本の少年漫画のトップランカーが「カナヅチで海で泳げないけど海賊になった」という「逆風を超えた主人公」なんだよね。