今回の展示ではその新旧の作品が揃いました。
14〜16年にかけての初期漫画3作品をまとめた「MAYBE I SHOULD FIND A JOB」は、大学院を卒業してアートの世界に入り、絵画と漫画の間で表現を模索する時期の丁さん自身のような主人公が登場し、不条理な環境の中で次々と焦りや不安に見舞われます。
香港で新進気鋭の画家として飛躍しようともがくエリックと、彼の妹というアイデンティティにコンプレックスを抱くアーティストのリサ。互いを思いやりながら、売り明けられない悩みを抱える二人に悲劇が…
Kaitlin Chanの初グラフィックノベル「Eric's Sister」
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兄妹の個人的な物語でいて、美術界のスターシステム、zineなどの自主制作の意義、アーティストに対するケア、多様な人が暮らす香港らしい性別・世代・人種などの問題、大きなショックの後の癒やしなどなどの問題が描かれた、香港発の物語です。
書店員でいて漫画家の佐久間薫さんの、書店モノでも猫モノでもない新境地!「お家、見せてもらっていいですか?」
団地暮らしの小3男子が、ユニークな家を訪ねては見学交渉して建築を観察、レポートを仕上げ、家主たちの人間ドラマに触れるお家探訪記コミック。
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中村一般さんの「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」
自主制作で発表した作品集を、増補のうえ装丁を新たにシカク出版さんが発行したものですが、旧版につづいて新版もお取り扱い&展示ができて、エヴァーグリーンな作品の魅力とともに、増補出版の大切さを実感しました。
小指さんの、学生時代から新宿の築70年木造家屋に住んでいた頃の記憶を綴ったエッセイやコミックなどを収録した「人生」。碇雪恵さんが会社とも恋人とも別れて独立してからの日々を綴った「35歳からの反抗期入門」
おんちみどりさんの2冊目となる作品集「眠りの入口」。
タイトル通り、現実と夢の汽水域のような作品
の集まり。レゴみたいなビルが折り畳まれたり、エッシャーの階段をこねたような階段が出てきてシュールだけどどこか温かみも感じられます。
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小学生の女の子が、家族と相談して保護猫を引き取り、お家に迎えたその瞬間からはじまる、一緒に遊んで寝て、お世話したり癒やされたりの毎日を4コマ漫画で紡いだ、花原史樹さんの「ねんねんころころ」。ステッカーつき。
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猫DJゴッシー短編集8では、フランスで髪の毛を二層に染め分けたマダムに誘われて作曲家のステジオに行ったり、極寒の地からジャングルに急降下したり大冒険します。
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黄島点心さんの「おばあさんのもて」、未収録作品+描きおろしをまとめた自主制作本「おばあさんのもて」入荷しました。
地方に暮らすギャルの不協和音響く家族と祖母が遺した丸々太った不思議猫もてとのホームドラマです。
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最新7号の特集はとちの実。
数百年は生きる長寿命の木の実は渋くてアク抜きが必要だけど栄養価は抜群。昔ながらのアク抜き方法とご家庭向きのレシピを紹介します。この号ではなんと高鷲でアク抜きしたとちの実の通販案内もついてます。
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たなかときみ「人生何があっても生きていくこと。」
2020年秋、コロナの影響で解雇された私は、2週間の自主隔離の後、満を持して風俗へー
ステイホーム、三密など当時の空気感と、対極の他愛ない会話や人肌の温もりに生き返る様子が描かれています。
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