その刀も、「なんでも切れる」というハッタリの効いた設定。
…しかし、「ダイヤモンドより硬い」はよく聞くが、「ダイヤモンドでも傷つけられない」はちょっと珍しくない?
仲間の1人である葛丸が、今のところお気に入り。持っている剣に刀匠の魂が宿るゆえに、人間と代わりなく魔物と戦う「心の力」を持つという設定。
鎧武者を模したデザインもさることながら、結構ポンコツでかわいい
人間と鬼のハーフだということもあり、主人公の勇気が「どちらも慈しむ心」を持っているというのは、気持ちよく読めるポイント。
特に敵との戦いが激しくなる魔界編から、この辺りが強調され、勇気本人を苦しめることにも
序盤はお悩み解決の短編で、段々と魔界にまつわる大きな戦いに挑んでいく…と、【幽遊白書】に変身や鎧の要素を盛り込んで、コロコロナイズした感じの作品。
(そういう意味では、「鬼の子」設定には先見の明があった?)
【怪奇警察サイポリス】を読み始める。5巻まで。
魔物や怪奇にまつわる事件を解決するサイポリス。その一員である少年勇気の力の秘密は、「鬼の息子」であること。やがて彼は、その血の運命によって、大きな戦いに巻き込まれていく…
【Fall of X】キングピンが介入してるおかげで、「こりゃミュータントだけの話で終わりまへんで!!」なのが楽しい
それでいて、こんな退廃的な世界でも己の欲を満たそうとする人間たちの愚かしさや、その中に僅かながらにある勇気…
そんな普遍的なテーマを、悪魔だからこそ「偏見なく」人間たちを見る主人公たちの目線で描いてもいるのよね。
戦争、分断、差別。ありがちな言い方だが、「今みた読みたい作品」
今になって読んでみると、カラッとしたキャラクターたちが、鳥山明らしい軽快な掛け合いで大冒険を繰り広げる、実に気持ちのいい作品だということがよく分かった。
世界観とか機械の造形とか、趣味モリモリって感じだけど、「そこがいい!」
あくまで志の物語なので、多くは語らない。この辺りは、不親切だというよりは、世界観の演出としてよく出来ていると思う。
ヤクの売買なんて、「少年ジャンプ時代の」ジョジョなら決して許さないだろうし、ジョディオの兄ドラゴナがトランスジェンダーだというのも、これまでにない設定だが、
ヘルファイア・ガラでの大虐殺のあと、どういうわけか機能を停止したはずのゲートに、ケイトだけ潜れるようになるのだが…
じゃあ今度は、ケイトだけが特別で、他のミュータントがダメになってしまったのか?そんなはずはないのだが…今の彼らの凝り固まった思想に、これがどう作用するか