「人間ではない」がゆえに、自分には恋をする資格もないと背を向ける004と、彼にかける言葉もないビーナ。
しかし彼女のも「地底人」だと判明すると、004のために涙したのも「結局ヒトではなかった」となるのは、また悲劇をかきたてる
【サイボーグ009】地下帝国ヨミ編を読み終わった。
雑誌を移籍してのリブートに始まり、地下世界の大冒険、恐竜人類も交えた三つ巴の戦い、そしてブラック・ゴーストとの最終決戦と、みるみるスケールが大きくなっていく。大長編ながら、飽きさせない構成
ミュートスサイボーグ編、すごい面白そうな導入だと思ったら、ここで一回連載終了してる都合で、尻切れトンボな終わり方なのね…残念
加速装置って、もちろん「必殺技」でもあるのだけど、どうしても「時間経過」を表現しづらい、漫画のコマとコマを繋ぐ演出も兼ねてるのかな。
パッパッパっとカット割りを多用して、コマ間の時間経過をスローに、曖昧にすることで、緊迫感も出る
【サイボーグ009】デジタル大全4巻。
009たちが、ベトナム戦争で糸引くブラック・ゴースト団に挑む…という内容ではあるのだけど、やはり「戦争の愚かしさ」を説く場面が印象に残る。
悪人がいるからそうなるのか、それとも人の本能なのか。仮面ライダーの10月計画編にも繋がる話かな
掲載誌が違う都合もあるんだろうけど、ここの二話がほぼ焼き増しで。(絵も一部だけ新規で、あとはコピー)
読みながら、「あれ?俺この話知ってるぞ?」と混乱するなど
むやみに「未来」不信を煽るばかりじゃなくて、たとえばジョーが新幹線と並走したりして、ちゃんと機械の世界にも暖かみというか、希望というか、そういうものを演出してるのも好きだ
サイボーグ009、なんとなくのビジュアルしか知らないので、まずはみんなの名前と能力覚えないとな。
今のところ、「仕事人!」って感じの全身武器人間004が好き
とりあえず、0013戦まで読んだ。
戦う運命にあるサイボーグたちが、優しさや友情をもって、わずかに心を通じ合う…と今の感覚で言うと「ベタ」ではあるけど、
しかし機械人間になる悲哀や、それでも強く正しく生きようとする009たちの姿がちゃんと描かれてるので、ドラマとして味わいタップリ
漫画版【サイボーグ009】を読み始める。
仮面ライダーにしてもそうだったけど、「この時代だからこそ」の力強い反戦メッセージと未来への不安に始まり、「だからこそ」それをかき消すヒーローが生まれるというのは、惹きつけられるものがあるね