主人公のガイバーこと晶は、望まぬままに怪人になり、その優しい性根から「ヒーロー」を演じていく…と、まさに「仮面ライダー的」なんだけど、
次第にガイバーの力でかろうじて生きているような存在になり、俺は怪人なのか人間なのかと自問自答を繰り返す形で、キャラが深みを増していく
アプトムがライバルキャラとしての立ち位置を確立する中、それまで「2号ライダー」に甘んじてたアギトが晶たちにも牙を剥いたり、村上が悪堕ち洗脳されたり、味方陣営も流動的なのは、人間ドラマとして厚みを増して来た感じ。
誰がどう動くのか、まったく予想ができない
その刀も、「なんでも切れる」というハッタリの効いた設定。
…しかし、「ダイヤモンドより硬い」はよく聞くが、「ダイヤモンドでも傷つけられない」はちょっと珍しくない?
確認したらアニメ版の独自解釈だったけど、ここで三輪の手の動きアップにして、真人の領域展開と対比する形で、「京都校のみんなと会う」「メカ丸と会う」を一種の「呪い」に仕立ててんのね
イングリットが「ジョニー・ライデン」との戦いで発生させた「サイコミュの光」。それを見た人々の反応。
カミーユの命の輝きとか、アクシズショックとか。たぶん「光そのもの」には意味がなくて、「感じ取る意思」が必要なんじゃなかろうか。「見た」だけで、それを曲解する者が現れるのも当然で
主要キャラがコーディネイターばかりになって、「ナチュラルどこ行った」とよく揶揄されるアニメ本編に対して、このロウを主役に据えたおかげで、バランスを(今のところは)保ててるのも面白い。
単発回だけど、ナチュラルとコーディネイターの兄弟の話なんか、まさにあの世界ならではの「平和論」
戦い自体は好まざると、「真実」を捻じ曲げる相手には争い続けることを誓うジェスに与えられた、アウトフレームD。
さすがにそのコクピットは無茶じゃないか!?